これも燦然と輝く70年代歌謡曲の名曲の一つです。平浩二さんは昭和47年のこの曲以外にはさしたるヒット曲がないのですが、もうこの1曲だけで十分と言えるほど彼の持ち味をいかした曲だと思います。

「バス・ストップ」というタイトルを聞いたとき、洋楽でホリーズというイギリスのグループに同タイトルのヒット曲があるので、そちらのイメージが強かったのですが、それをはるかに陵駕して、「バス・ストップ」といえばこの曲になりました。

出だしの「バスを…」と高く上がるところでいきなり聴く者の心をとらえ、美しいメロディーが滔々と流れます。美しい高音で一世を風靡したプラターズの歌唱に一脈を通ずるものを感じました。

カラオケでも今後とも末永く愛好され続ける曲となることでしょう。