久しぶりに懐かしい歌謡曲から1曲。
欧陽菲菲の日本でのデビュー曲『雨の御堂筋』に続く第2弾シングルです。

『雨の御堂筋』がベンチャーズ歌謡の代表曲と言えるほどのヒットになったので、この曲は雨つながりの二番煎じのようなイメージがありますが、歌謡ポップスの名手、筒美京平氏の手によるこの曲は、なかなかいい曲で印象に残っています。

発売は昭和46年12月で、『雨の御堂筋』の3か月後ですが、当時としては普通のペースでしょう。ただ、まだ『雨の御堂筋』が売れ続けていたと思うのでこの曲としては時期が悪かったかもしれません。

空港での別れというテーマにふさわしいリズミカルな流れるような曲調で、「未練の涙だけは 責めないで欲しいのよ」のフレーズをかぶせるように歌うところが特に印象的です。

70年代歌謡ポップスの名曲の一つと言っても過言ではないと思います。