最近、J-POPといえば乃木坂46というくらいこのアイドルグループにハマっている私でありますが、7月の『渋谷ブルース』のブログのときに、乃木坂46にはカップリングにいい曲が多いからおいおい取り上げていくと書いておきながら、一つも具体化していないので気になっていました。

そこで、新しいところから一つ、9thシングル『夏のFree & Easy』のすべてのタイプにカップリングとして入っている『何もできずにそばにいる』にスポットライトを当てましょう。

変わったタイトルですが、まさに何かの原因で落ち込んで泣き崩れている相手(恋人、友人、家族などいずれも適用できる)を何とかしたい、力になりたいと切に思っているが、どうすればいいのかわからずそばにいるだけ、そういった心境を歌っています。

ピアノで始まるイントロは美しく、歌詞の内容からすると暗い曲みたいですがけっこうリズミカルな曲で、サビは感情をこめた力強さがあります。でも底には常にもどかしさがたぎっている感じです。

表題曲の『夏のFree & Easy』がいかにもアイドルらしいはっちゃけた曲なのに対比してこの曲はまた何と深みがあることか。乃木坂46は一筋縄ではいかないアイドルグループだと思います。10thシングルも楽しみにしています。