前に乃木坂46の『君の名は希望』を取り上げましたが、この曲は『制服のマネキン』という一つ前のシングルのカップリング曲です。なぜこの曲を取り上げるかと言いますと、乃木坂46の中でも異色の曲であり、アイドルグループでもこういう曲を歌うのかと驚いたからです。

歌っているのは白石麻衣さんと高山一実さんで、二人の名前から「ホワイトハイ」というユニット名がついています。白石さんは渋谷が好きで、高山さんは山口百恵などの昭和歌謡ファンであることから出来たのがこの『渋谷ブルース』です。

ちなみにこのジャケ写の二人は白石さんと高山さんではなく、橋本奈々未さんと松村沙友理さんです。

アコースティックギターのイントロから印象的で、フォーク調というかどちらかといえば演歌っぽい感じもあり、内容は渋谷にたむろするいわゆる不良少女(この言い方は古い?)の想いといったところです。アイドルグループにふさわしくないような寂寥感や暗さ、それが何とも不思議な気分をかもしだしています。

乃木坂46はカップリング曲に本当にいい曲が多いですね。また他の曲も追い追い取り上げていきましょう。