今日は、母親の通院日でした。

先ほど、電話をしたら、血液検査と胸部のCT撮影があったとのこと。

血液検査の結果は、白血球値が完全に正常に戻っていて、来週月曜日に入院、その翌日、若しくは翌々日に抗がん剤(ナベルビン・ジェムザール)を
点滴することが正式に決まりました。

そして、胸部CT撮影の結果は、左肺にある原発のガンが、闘病生活に入ってから4年近くになりますが、今までで一番薄くなっていたそうです^^

只、嬉しい事ばかりではなくて、胸郭部分に確定的ではないながらも若干、胸水かなぁと思わしきものがあるとの診断も受けたそうでして(母親は、幸運なことに胸水が溜まった経験が未だにありません)、それが、母親的には唯一の不安材料みたいです。。

まぁ、母親には、胸水が溜まった状態、その処置方法等を詳しく説明したら、未だ、それほど自分が心配する状態ではないことを分かってくれたみたいで、安心いたしました。

あと、体重は、食欲も順調に戻って、「53・0kg」。


最近、私の家内が、「最初からナベルビン・ジェムザールの組み合わせで点滴をしていたら、お母さんは脱毛しなくて済んだのでは?」とよく言いますが、、殆どのオイシャは許してくれないでしょうね。。

今現在は、遺伝子検査でイレッサ適合が判明すれば、最初の治療からイレッサ服用もOKみたいですが、母親が闘病生活に入った4年前は、先ずは抗がん剤点滴をしてからイレッサ服用というのがスタンダードでした(勿論、抗がん剤点滴に耐えうるだけの体力がない等の特別な理由があれば最初からイレッサもOK)。

そして、最初に点滴する抗がん剤も医師がよく言うところの、「エビデンス」とやらに則った抗がん剤を成績順に「自動的に」選択してきて、次々と「体力が許す限り」順番に点滴していく。

母親が、去年の4月にタキソテール(ドセタキセル)での治療が決まった時には、決まる前から、次は、「エビデンス」とやらに基づくならば、タキソテールになる可能性が高いと事前に予想していました・・・序に言えば、効果がないこともですが・・・・。

でも、この時、「エビデンス」とやらに従って、タキソテールを選択した当時の担当医師には、感謝の気持ちと疑念の気持ち、どちらが強いかと言われれば、やはり、この時のタキソテール選択があったにしても、イレッサを本当にギリギリまで服用させて母親に普通の生活を送らせてくれたことが大きいので、「感謝の気持ち」が大きいですね。

先月のブログでも書いた、母親の部屋での「楽しいジョシ会」の時にも、「あの先生は、本当に上手だった」と結構、褒められていた方もいらしたみたいです。

年齢も40前後で、癌治療認定医という資格も勉強なされて取得され、イレッサの論文も発表されているという、まさに、脂がのりきった状態の先生でも、やはり、第一義的に「エビデンス」は重い存在で無視できないものだったんだろうなぁと思います。

以前、どこかで、点滴する抗がん剤が自分にとって本当に効くのかどうかを予め調べる遺伝子レベルの検査の研究?治療?があると見た記憶があるのですが、エビデンスとやらに「確実性」を更に持たせるためにも一日も早い実現を切に望みます。


さて、イレッサ・タルセバ等の分子標的治療薬もやり、母親が点滴した、①パクリ・カルボ、②アリムタ、カルボ、アバスチン、③タキソテールもやってのけている肺がん患者さんは、ネット上で拝見する限り、その数がガクンと少なくなるので、母親が、今年の一月に3rdイレッサ耐性後にする、次の抗がん剤は「エビデンス」とやらに従うと一体、何になるんだろうと当時は、思案いたしました^^;

あと使っていないので残っているのは、シスプラチン、ジェムザール、ナベルビン、TS-1、カルセド、イリノテカン・・。

その中で、母親は腎機能が弱っているということだったから、シスプラチン、イリノテカンはないだろうと、、カルセドは、骨髄にダメージを与えやすいみたいだから、直ぐに白血球値が下がる母親には難しい・・・。

TS-1は服用するタイプの抗がん剤なれど、CEAが1700を超えているのでないだろうな・・・。

すると、残りは、無難なところでジェムザールとナベルビンの組み合わせかなと、思っていたところ、素人考えでもドンピシャの選択でした。





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