以前何処かで、肺癌患者への「抗がん剤の選択(順番)」は、肝臓癌、胃癌等の他の臓器の抗がん剤選択(順番)に比べたら既に決まりきっている分、医者にとっては、選ぶのが楽であると見た(読んだ)記憶があります。

以下は、イレッサ等の分子標的治療薬ではなくて点滴の抗がん剤について私が勝手に思っている事です。

全ての肺がん患者さんがそうであると言うつもりは毛頭ありませんが、母親が約4年前、一番最初に点滴した、①パクリタキセル(タキソール)、カルボプラチン、次に1stイレッサ耐性後にした、当時、保険適用になったばかりの②アリムタ、アバスチン、カルボプラチン、そして、前回までのブログ記事で書いてきた③タキソテール(ドセタキセル)。

上記の点滴抗がん剤の3つの内、少なくても一つ、或いは、二つ以上を既に選択して現在も必死に闘っていらっしゃる患者さんは、ブログ等を通して拝見する限りやっぱり多いなぁと思います。

私の母親の上記3剤の戦績は、「2敗1分け」。

①と③のタキサン系の抗がん剤は過去のブログにも書いていますように母親には全く合わずに猛烈な副作用を残しただけで肉体的、精神的にボロボロにしていきました。

②の抗がん剤は、CEAは現状維持、腫瘍部分も現状維持の結果で、副作用も脱毛等の精神的に「グサッ・・・」と来るものや、タキサン系の手足がビリビリ痺れるといった強烈なものはなく、全体的に優しいものだったので今年の1月に現在のナベルビン・ジェムザールをするまでは、「1勝」扱いかなぁと思っていましたが、今現在は「引き分け」の評価です。