いよいよ9月も残り7時間を切った。
おそらくこれが最後の更新になるだろう。
と言いながら、これと言って劇的な、、、というか、気の利いたことのひとつも書くでもなく、厳かに?10月を迎えることにしよう。
な~んて、本気で思ったら端から書きゃしないって。
それにしても寂しいのである。
って、何日か前にも同じようなことを書いた気がするが、あの時は、そう書けば後で誰かが連絡くれると思って書いただけ。
なのに、あれっきり誰からもビタ一文、メールも電話も来ねーでやんの。
生まれて初めて秋が寂しいことに気が着いた今日この頃、皆様、如何お過ごしでしょうか?
と言うことで、唐突ですが、5年ぶりくらいに蕎麦を食べた。
僕の記憶が正しければ、最後に食べたのは、ここに引っ越してきて間がない頃に、近所の蕎麦屋に入って以来になる。
この店の名前が、そば処名古屋というのだが、なんで名古屋なのかは不明。
って言うか、どうでもいいし。
この店の蕎麦は、更科蕎麦。
いちおう補説しておくと、大きく分けると蕎麦は2種類有って、一般的に出回ってる薮系の蕎麦は、蕎麦粉を殻ごと挽いたひきぐるみで、黒っぽくてツブツブが入ってるのが特徴。
一方、更級系の蕎麦は、蕎麦粉の殻を取り除いて挽くので真っ白なのが特徴。
薮系の蕎麦は、イカニモ的なそば独特の風味が強いため、蕎麦露も蕎麦の風味に負けぬよう濃く作られているのに対し、更科系の場合、蕎麦の風味を殺さぬよう薄く繊細に作られている。。
残念だったのは、カミさんは、更科より藪が好きだったこと。
ちなみに僕は、どっちだっていい。
イギリス貴族(俺の前世らしい)は、食い物のことで美味い&不味いは言わないのである。
生粋の江戸っ子は、蕎麦だけは拘る、、、みたいなこと言う奴が居るけど、どうも怪しい。
俺の周りに居る江戸っ子どもは、昔から食い物のことで、美味いとか不味いとか言う奴は殆ど居なかった。
もしろ、田舎から出てきた奴らの方が、味に煩さい奴が多かった。
俺にしたって、特に何の拘りも持っちゃいない。
強いて言うならラーメンやパスタ、うどん等、他の麺類よりは蕎麦が好きというくらい。
ただし、蕎麦の出来や味の拘りはない。
蕎麦屋で酒を飲もうとも思わないし、蕎麦が良いの悪いのと薀蓄たれる趣味ももっちゃいない。
なんてったって、一番好きな食い方が立ち食い蕎麦屋の掻き揚げ月見蕎麦ですので。
食い方が掻き揚げ月見蕎麦となれば、必然的?に蕎麦は薮系というだけのこと。
更科を楽しむなら、蕎麦の良し悪しがハッキリ判るザルかモリか、具物では鴨せいろってところなんだろうが、何のトッピングもない蕎麦を食うのもつまんないし、鴨に至っては、燻製は好きだけど、それ以外の食い方は癖が有るので苦手。
ちなみに私、江戸っ子でありながら蕎麦も祭りも興味がない。
ヤグラの上で太鼓を叩いたことが有っても踊ったこがない。
それは、盆踊りだけでなく、ディスコでも同じ。
ディスコドラマーやってたけど、自ら踊ったことは皆無。
神輿だって、何か貰えるわけでもないのに、何を好き好んであんな重いものを担ぎたがるのか理解に苦しむ。
という話はどうでもいい。
5年ぶりに食べた蕎麦、ついでに7年ぶりに食べた掻き揚げ月見蕎麦、おいしゅう御座いました。
今度食うのは、何年後だろう?