JR山手線で荷物をなくして見つかるまでの顛末 | A Day In The Boy's Life

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とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

先日、JR山手線に乗っていて荷物を電車内に置き忘れてしまいました。

しかも、親が東京に遊びに来た際に持ってきていた荷物を私が預かっていて、それを電車内に置き忘れたというなんともばつの悪い状況でした。


結果的に見つかりはしたのですが、こういったケースは初めてでかなり気が動転してたのと、ネットとかでも調べてどうやって荷物を探していったのか、同様の状況になった方の参考になればと思い、まとめて見ます。



荷物を電車内に置き忘れた!という際に覚えておいた方がよいこと


まずなんといっても、何時・どこでなくしたのかということをすばやく記憶しておく必要があります。

気が付いた時点でかなり気が動転するのですが、何時というのは時間というよりは、置き忘れた際に降りた駅とその電車が発車した時刻(または、自分が乗った際の駅と時刻)を記録した方がよいでしょう。

その電車に荷物があるというのであれば、駅員に伝えればどこ行きの電車かもすぐわかったりします。


また、どこでなくしたというのは降りた駅もさることながら、乗っていた車両も覚えておいた方がよいでしょう。

何両目の車両に乗っていたかは電車にも書いてたりしますが、それを見忘れていた場合は、降りたホームの足元にも書いてたり、次に来る電車がヒントにもなりますので、必ずチェックしておいた方がよいです。


あと、これはかなり当たり前のことであんまり該当するケースはないと思うのですが、なくした物をちゃんと記録しておきましょう。

私の場合、親の荷物だったので鞄という以外にほとんど特徴を覚えていませんでした。

友達の荷物を無くしたとか、会社のものとか自分の記憶が曖昧のものは、周りの人に聞きながらもなるべく正確な情報をメモしておいたほうがよいと思います。(後述)


私の場合、恥ずかしながら親の荷物を持ってたということもあり、そもそも自分が荷物を持っていたという感覚さえなかったんですね・・・。

ボーっとしてたんだと思うのですが、そもそも山手線で無くしたのかどうかさえ記憶が曖昧でした。

かなりどうかしてたんですね。

駅に手ぶらで颯爽と降りたら、親から「あんた荷物は?」みたいな感じで「え?」と思った瞬間にはその山手線は発車の後・・・。

そんな感じで荷物の捜索が開始されたわけです。



荷物を置き忘れた1日目でやったこと


まず最初は、駅員事務室に行きました。

ここでは、まず紛失物の情報を駅員に伝えます。

この際に、何線(JRの場合、内回り・外回りがあったりしますのでその情報も)に何時どこから乗ってどこで降りたのかという情報と、無くしたものの特長を伝えます。

これで一応届け出が出されて、もし見つかったら自分の携帯に電話しますというふうに伝えられました。

後は、連絡を待つのみ・・・。


しかし、そんな簡単に見つかるわけもありませんし、この届出はあまり役に立たないかもしれません。

よっぽど特徴的なもので駅員が確信を持たない限りは連絡はないのではないでしょうか。

駅員からは探しますというふうには伝えられますが、自身でも忘れ物の問合せセンターに直接聞いてみて欲しいというように言われます。


ここに電話をして聞くわけですが、伝えることはさっき駅員に伝えたことと同じです。

何時どこで、どんなものを無くしたのかという情報を伝えます。

この電話は、その後何回もかけることになり、同じ情報を何回も伝えることにはなりますが、大事なことなので落ち着いてちゃんと伝えた方がよいです。


先に書いたように、今回は親の荷物だったこともあり、簡単にどんな鞄で中に何が入っていたかという情報だけで問い合わせていました。

自分自信、どんな鞄かだったのかさえ記憶がない上に、中身など知る由もないので親からの情報だけが便りという状況で、これが結果的に捜索を長引かせることになったのかなと思っています。


3,4回ほど忘れ物センターに問い合わせても届いていないということで、その日は一旦あきらめて翌日の夕方以降にもう一度かけなおして欲しいと伝えられました。

翌日の夕方以降の理由は、山手線は延々と同じ車両でループしているわけでもなく、一定時間で車庫へ移動するそうです。(山手線以外の場合はどうかわかりませんが)


山手線の電車は何周するのか調べてみた。 @ デイリーポータルZ


ここで、点検をするわけですが荷物が車庫まで行ってしまったら、その際に車掌さんなどにより届けられるケースもある、点検が終わるのが昼過ぎで、そこから忘れ物の登録をコンピュータにするので、夕方ごろにかけなおしてくれということでした。


山手線ということで、降りた時刻の約1時間後(Wikipedia によると山手線の1周は最速で59分らしい)の電車を待って、降りた車両のあたりを見回したりもしたのですが、見つからず・・・。

あと、Twitterにも情報を載せてみたのですが、あまり拡散しませんでした。

拡散したいなら「拡散希望」とか、見た人に情報を広めて欲しいという意思をはっきり書いておいたほうがよいかもしれません。

また、Twitterの検索も使ってバッグを見かけた、もしくは届けたという人がいないかもチェックしたりしました。

Twitterの検索は制度がイマイチなので「山手線」とか「山の手線」とか候補になりそうなキーワードはしらみつぶしに調べた方がよいと思います。


こうして1日目は捜索を打ち切って翌日の夕方ごろに再度電話することにしました。



2日目、そして荷物が見つかった3日目まで


2日目の夕方に昨日問い合わせた忘れ物センターに電話します。

自分は、鞄の色と形状(手さげとか肩がけとか大きさとか)ぐらいと内容物についてしか伝えなかったのですが、これだというものは見つからないという返答が返ってきます。

ただ、似たようなものはあるということで、鞄の柄とかを聞かれたりしたのですが、自分には記憶がほとんどなく、あまりうまく伝えられませんでした。


内容物も衣類とか、本とかお菓子とか飲み物とかなるべく詳細に伝えた方がよいです。

ただ、忘れ物をコンピュータ管理してはいるのでしょうけど、その特徴は登録した人によってまちまちだったりもするので、電話でこちらが伝えた情報と向こうのコンピュータ上で登録された忘れ物の特徴がどこまで一致するかによって判断されたりします。

一番重要そうなのは、鞄の色や柄、そして形状かなと思います。

中身はそんなに詳しく見られていないようで、財布が入ってますと伝えても財布が入った忘れ物はありませんね、という答えで一蹴されました。(結果的には入ったまま見つかりましたが)


ただ、その候補に挙がったものの中に、こういう柄の鞄ならあるという情報を得たので、それで再度親に問合せをしてみたところ、それだというので3日目にもう一度問合せをしてみました。

伝え聞いた柄をなるべく細かく伝えたら、該当するものが1件あるということで、忘れ物を預かっている駅の事務室に言って欲しいといわれました。

たまたま、すぐ近くの駅だったのですが場合によっては、かなり遠くの駅まで足を運ぶ覚悟はいるかもしれません。


やっと、忘れ物とご対面。ご対面できるだけかなりラッキーなんでしょうけど。

しかし、またもや記憶が曖昧で伝えた色と柄のバックを目の前にしてもあまりピンとこず、「多分・・・それです」というような曖昧な返事をしてしまいました。

で、駅員もそういった曖昧な返答だと渡せないということで、少しあせって中身の特徴を言えるだけ言って、鞄の中身を確認してもらいました。

ほとんど的中したということで、やっと鞄の中身を確認できることに。

親から聞いた特徴も一致するし、中には見た記憶のものが何点かあったのでこれでようやく確信に。


あとは、受け取りの情報(名前とか連絡先)を記入し、身分証明書を提示して忘れ物と引き換えました。

無くしてから3日目。かなりあきらめモードだったんですが、根気よく探してよかったなと思います。

しかも、この鞄の保管期限が3日目の夜までだったので、結構ギリギリで見つけられたのも助かりました。

保管期限を過ぎた忘れ物たちがどこへ行くのかは確認していませんが、ネットの情報だと警察に引き取られるという風にかかれてたりもするので、そうなってはより捜索が難しくなるかもしれません。


取りあえず大事なことは、無くした情報をきちんと伝えて特徴にあったものを駅員に探してもらうということでしょうか。

忘れ物センターの人もばらばらなので探し方もかなりまちまちな印象でした。

結果的に2日目には鞄が見つかってたのですが、電話に出た人とのコミュニケーションがうまくいかず発見することができませんでしたし。

あとは、3日目ぐらいまでは根気よく探してみるということでしょうか。


最後に、荷物を駅員へ届けていただいた方に感謝いたします。