マダム・バタフライの公演
土曜日にマダム・バタフライの公演に参加してきました。10月から歌いはじめたいつもの合唱グループで、11月のラ・ボエーム、先週の教会でのコンサートに引き続き、3回目の本番です。
マダム・バタフライで、合唱のパートは割りと少なくて、1幕の蝶々さんの入場シーン～結婚式のシーン、Zio Bonzoのシーンと、3幕のはじめのCoro bocca chiusa（ハミング コーラス）です。歌う量は少ないのですが、先週のコンサートに練習時間を取られすぎて、バタフライのリハーサルは2回のみ！いくら歌うパートが少ないと言っても、オペラ公演を2回のリハーサルのみで仕上げてしまうのは、歌う私達もヒヤヒヤでした、、、 が、あっという間に本番当日を迎えてしまったので、やるしかない！！
当日は本番3時間前に到着して、軽く振り付けのリハーサルをして（舞台上での動き、振り付けはこの本番当日の3時間だけで覚える！本当、スパルタです、、、笑）あとはしっかり集中して、なんとか歌いきりました。今回のバタフライでは、ソプラノパートは5人しかいなくて、みんなを引っ張っていかないといけなかったので、責任感大っ！
1箇所だけ私が立ち位置移動に気をとられてうまく入れなかったフレーズがあり、そうしたら他のソプラノの誰も歌わなかった（私が歌いはじめなくても、他の4人の誰か、歌ってよぉー！！）というハプニングがありましたが（逆に、ソプラノの私以外誰も歌いはじめなくて、でも私がちゃんと歌い始めてたから、途中から他の4人が歌に加わってきた、というシーンもあり、あー良かったという場面もありました。）、それ以外はハミングコーラスでもアンコールになったり、なかなかの成功でした。
このハミングコーラス、さすがプッチーニ、とても美しいメロディで、うっとりとさせられる曲なのですが、実は歌う方はとっても大変！！特にソプラノ！！ アクートの部分なんて、かなりの集中力がいります。歌い終わったあとは、もうヘロヘロです。。。 と思ったら、お客さんから大拍手！ 舞台袖でこのハミングコーラスをしていたのですが、拍手が鳴り止まないので、みんなで舞台に出て、お辞儀。 をしているうちに、いつの間にかアンコールでもう一回歌うことに！！ すごく嬉しかったですが、ハミングコーラスを2回連続で歌うのはかなりキツイ。。。 でも、やっぱりアンコールになった事が嬉しくて、幸せな気持ちで歌いました♪
今回の蝶々さん役は Paola Romanò（パオラ ロマノ）
というドラマティコのソプラノで、イタリア国内外、アレーナでもナブッコやトゥーランドットでも歌っている歌手です。
ところで、彼女のオフィシャルHP
で経歴を見ていたところ、びっくりする事が。2008年に、Conservatorio（音楽院）の修士課程を修了・卒業と。2008年というと2年前です。彼女は1984年に国際コンクールで優勝をして、デビューをして、それから世界各地で歌っているプロの歌手。そんな人がデビューから20年以上を経て学生に戻るとは！！？ 初心に戻りたかったのかしら。。。？それとも、将来の年金のために、Conservatorioの教師のポスト狙い？？ （Conservatorioの一般ディプロマだけでなく、この修士課程まで持っていると、加点されて、有利になるんです。） なんにせよ、なかなか勇気のいる事だと思います。
次回の公演は1月のノルマ。リハーサル回数もたっぷりあるので、気合を入れて勉強していきたいと思います。目指せ、ノーミス！！
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