デジタルアンプ LIHAO.HIS 【その2】 電源の強化 | 雲の上はいつも青空

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不思議な経歴をもつエンジニア!?の徒然なブログです。
お仕事関係の話が多いと思いますが、コメントとかもらえると中の人はとても喜びます(^O^)/

雲の上はいつも青空-ACアダプター
※これは、おまけのACアダプターです。とにかくコスト重視で作られてる感じです。測定器で見たわけではありませんが、リップルとか高周波ノイズとか多そうです。


アンプについてきた電源は本当に動作確認用のおまけ電源なので交換してみました。
ほんとは大きくて重いトランスを積んだシリーズ電源を組もうと思っていたのですが、ヤフオクにオムロンの産業用機器向きの電源が1,000円で出ているのを見つけました。
幸運にもそのまま誰も入札者が現れず1,000円+送料500円で入手できました。

S82J-02512Dという小型のスイッチング電源です。
入力が100~240Vで、出力は12V単一で容量は25Wですから、2Aくらいは流せる電源です。

電源ケーブルは、デジタル音源では定評のある非メッキ電源ケーブルを使ってみました。

さて、試聴です。
・ハインツホリガー+イムジチ(アーヨ盤) :オーボエの艶っぽい感じが一段と増しました。
・Bob JamesのObsession/Seady :ベースとドラム、パーカッションのチェックです。小型スピーカー(BOSE 100J)なので、バスレフ式にしても低音の絶対量は不足しますが、ACアダプターと比べると音が締まりました。
・Donna BurkeのAFTER ALL(劇場版∀ガンダムのエンディング曲) :女性ボーカルのふっくらした量感がでているのですが、サ行の音がちょっと尖がってる感じがします。
・ブラームスの四番、カルロスクライバー&ウィーンフィルという鉄板ですが、予想通りフルオケはダメでした。特に弦楽器のまとまりがなく音の厚みが全然足りません。これは、アンプというよりスピーカーの問題でしょう。

電源交換前は、良く言えば柔らかい感じで、低音はもそっとした感じ(量感はある)で、ただ鳴っているという感じでした。
交換後は音の雑味がなくなり音の粒がはっきりした感じになりました。その分高域のキラキラした感じがちょっと気になります。中~低域はダンピング効いてびしっと締まった感じになりました。

雲の上はいつも青空-電源1
※さすがに基板はきれいです。大きな電解コンデンサーは耐圧400Vのものでした。
 このくらいゆったり部品が配置されていれば、熱の問題はなさそうです。

雲の上はいつも青空-電源2
※緑色のケーブルが非メッキプラグの電源ケーブルです。最低限のカバーしかされてないので、子供の手が届くところには置かない方が良いでしょうね。

■次回は、居間にあるメインスピーカー(HARBETH HL-K6)につないで、インプレッションを書いてみます。