気をつけましょうね・・・

ITmediaの記事に、「光卸」でISP2社に初の行政指導 本人同意なくNTTから契約変更 てのがありました。

総務省は、インターネット接続事業者(ISP)2社が、NTT東西地域会社の光サービス「フレッツ光」の利用者の同意を得ずに自社サービスに契約を変更するなど不適切な電話勧誘を行ったとして、27日にも行政指導を行ったそうです。

指導が入ったのは、光通信グループの「Hi-Bit」と、USENから分割して2010年に設立された「U-NEXT」だそうで、「Hi-Bit」はプロバイダ名の「Toppa!」のほうが通りがいいでしょうか・・・

まぁしかし先週の総務省の注意喚起があったばかりだというのに、もう行政指導ですよ。
┐(´д`)┌ヤレヤレ
それも色んな意味で有名な「Toppa!」「U-NEXT」ですからねぇ。あまりにベタすぎて驚きもないですが・・・

それぞれが受けた指導は総務省のサイトから確認可能です。

光アクセス回線サービスの卸売を受けて提供するサービスへの転用に係る販売勧誘方法についての株式会社Hi-Bitに対する指導

光アクセス回線サービスの卸売を受けて提供するサービスへの転用に係る販売勧誘方法についての株式会社U-NEXTに対する指導

先週の本ブログのエントリーでも懸念してましたが、早速ユーザーの許諾なしに勝手に「転用」したみたいですね。
「転用」するには、NTT東西が発行する『転用承諾番号』が必要なんですが、逆にコレさえあれば、業者が勝手に転用してしまうことも可能なわけです。『転用承諾番号』の発行に必要な要件は以下の4つ。

1.お客さまID 、またはひかり電話番号
2.ご契約者様名
3.フレッツ光ご利用場所住所
4.フレッツ光ご利用料金のお支払い方法

「1」と「2」は営業電話かけてくるくらいですから既に把握済みでしょう。あとはユーザーから「3」と「4」を巧く聞き出すことができれば・・・

この手の「事案」は今に始まったことではなく、結構以前からあるのですが、光コラボレーションが始まってから、更にこの手の営業が激化することが予想されます。
特に前述の4要件については電話で安易に相手に伝えないようにしてくださいね。

ユーザーの皆様に於かれましては、この手の営業電話にはくれぐれもご注意ください。