お気をつけください!

INTERNET Watchの記事に、 「請求書」を偽装したマルウェアスパムに注意、国内銀行を狙った新たな攻撃か てのがありました。

トレンドマイクロ株式会社によると、オンラインショッピングなどの請求書を偽装して不正プログラムに感染させようとするスパムメールが、12月8日以降急増しているとして、注意を促しているそうです。
記事によると・・・

確認されたスパムメールは、「2014/12/8付ご注文」といった件名で、「請求書_8_12_2014.rtf」といった添付ファイルが添えられているもの。添付ファイルはRTF形式の文書ファイルで、ファイルを開いただけでは不正プログラムが実行されることはないが、文書内のアイコン画像をダブルクリックすることによって不正プログラムが実行される。

とのことです。最近の攻撃は日本語もちゃんとしていて、ぱっと見ではそれと分かりにくいようにかなり巧妙になってきていますね。大昔のように英文で訳の分からないメールとは違い、もしかすると開いてしまうかもしれないような件名と文面になっています。

正規のメールと見分けがつきにくくなっている分、日頃からのセキュリティの心がけがより重要になってきています。仮に正規のメールだとしても、添付されたファイルなどは一度ご利用中のセキュリティソフトのスキャンを通してから開くなどの対応が望まれます。よほどの重い添付ファイルでなければスキャンはほぼ一瞬で終わりますので、一手間を惜しまずに実践することが重要です。

より詳しく調べたい場合には、VirusTotal を利用してファイルをうpして調べてみるのも良いでしょう。VirusTotalはセキュリティベンダー約50社のエンジンで一度に感染を調べられる便利なサイトです。怪しいファイルの場合は利用してみては如何でしょう。

セキュリティは日頃の心がけが一番重要です。年末・年始は特にマルウェアの動きが活発化する時期でもありますので、十分にご注意くださいね。