「STAP捏造」を定着させた「権威」を覆すための、「ハーバード」「BPO」「検察・裁判所」という「権威」
2016/5/21(土) 午前 7:21
http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/17324491.html


 最近の木星さんや大宅健一郎氏のように、ビジネスジャーナル等の場でSTAP細胞関連の一般向け記事を書き、ネットのポータルサイトのニュースでも広く一般の皆さんの目に留まるようになっているのは、多くの国民が大手マスコミによってバイアスがかかった情報しか得られない中では、効果が大きいと思います。


 小保方氏の『あの日』がベストセラーとなったように、ネットでの小保方氏やSTAP関連のニュースは、アクセスランキングが常に上位にくることからも、その関心の高さが伺えます。


 今回、木星さんが執筆した記事のように、ハーバード大が、世界各国で多額の出願料と維持費を支払いながら、特許出願を維持しているというニュースは、一般の皆さんの印象形成に大きく寄与するものだと思います。三木弁護士のコメントとして紹介された「出願料、維持料で推定1千万円」という数字もインパクトがあります。

 http://biz-journal.jp/2016/05/post_15184.html 


こういう特許出願継続の事実は一般には知られていないですし、大手マスコミは一切流さないですから、そういう中で、「ハーバード大という誰もが認める組織が、1千万円かけて出願を維持し、日本の特許庁にも新たに審査請求した」というニュースは、これまでの「STAP細胞=捏造」という固定観念を正面から揺すぶるものといえます。


 これまで、理研の「改革委員会」「桂調査委員会」、さらには「日本学術会議」という「権威」、そして第四の権力である「大手マスコミ」という「権威」によって下されて結論なのだから、やはり捏造ということなのだろう、というのが、一般的に抱かれている印象だろうと思います。


 そういった諸々の「権威」による結論を覆すためには、別の「権威」を持ってくる必要がありますが、捏造判定を下した「権威」を上回る候補となり得るのが、「ハーバード大」であり、「BPO(放送倫理・番組向上機構)」であり、「司法」(「検察」「裁判所」)だということです。

 
 本来は、「権威」など関係なく、事実に即して合理的に判断・評価をするのがあるべき姿だと思いますが、残念ながらそうではなく、多かれ少なかれ「権威」に判断・評価を委ねてしまっているのが(私を含め)人間の日常的な営みですので、その「権威」の活用ということを考えていくのが必要だと感じています。


 今回の神戸地検の「事件の発生自体が疑わしい事案」(=日常語では「でっち上げ」)という異例のコメント付きの不起訴処分は、一般の皆さんの認識、印象を揺るがす端緒になると思いますが、BPOも、法律家としての視点、問題意識から徹底ヒアリングをして結論を出すでしょうから、それらが揃ってくれば、世間の印象も大きく変わってくることでしょう。


 神戸地検と兵庫県警とは、一連の経緯に疑念を感じ、告発があったことを奇貨として、その一連の動きを洗ったのだろうと思います。小保方氏と特定しての告発を実質的に不受理とした上で、あえて「被疑者不詳」で受理したのは、そういう地検と県警側の思惑があったと想像しています。「ジャンク細胞が残されていただけ」という単純な事実関係は、理研、若山研、小保方氏の3者から基本的裏取りをすれば、あっという間に確定しますから、本当はそれで捜査は終結するはずです。実際、小保方氏を相手にしての告発は、2カ月で不受理となりましたから、そこで捜査は終結したわけです。


 しかし、そこから更に、「被疑者不詳」として受理した上で捜査を続けたのは、幅広く参考人聴取するための布石だったのだろうと推測しています。今にして後知恵で考えれば・・・ですが・・。警察庁とも相談しているという報道が当時ありましたから、そういう協議もなされたのではないかと思います。


 そして、その1年強にわたる捜査の資料には、多くの参考人聴取の調書を含めて、STAP細胞事件の真相を解く材料がふんだんに含まれていると想像しています。それが明らかになれば、検察・警察という「権威」が、「事件の発生自体が疑わしい事案」(=「でっち上げ」)と判断した根拠となる事実関係の解明ですから、これは極めて大きなインパクトがあります。


 ■ こうして、STAP細胞事件の真相解明に向けた材料は、少しずつ出つつあるわけですが(兵庫県警の捜査資料の公開のためには、おそらく名誉棄損等の民事訴訟が必要)、より直截的には、できれば、ハーバード大のB&W病院に取材していただいて、次の点を確認の上、報道されるのが期待されるところです。


 ①現在の世界での特許出願・審査状況。

 ②特許出願継続の判断における、STAP細胞・幹細胞の再現状況。

 ③別途のバカンティ・小島両教授による特許出願(2015年9月公開)の明細書において、脊髄ニューロンのSTAP幹細胞移植で機能回復できたらしい旨書かれているが、それは事実か?

 ④ 昨年12月のベンチャー企業への特許出願の持ち分の一部譲渡の背景。産学共同開発の進展見込み。

 ⑤米国防総省関係の「CDMRP」プロジェクトにおけるバカンティ教授の軍産学連携研究の進捗状況と今後の見込み。


 これらの点について、これまで推測されてきた内容が裏付けられるのであれば、それはメガトン級のインパクトがあります。現在のSTAP細胞捏造との固定観念を一気に覆すことになるでしょう。そして、世間の空気は一変し、理研、日本の科学界への責任追及が始まることは必至です。根拠不十分なままにES細胞混入と断定し、特許出願権を放棄した理研の判断と、それを余儀なくさせた日本の科学界の責任が問われ、その権威は失墜すると思います。


 マスコミの変身はいつものことで、ペンの刃を向ける先が変わることでしょう。小保方氏に週刊文春の記者が言い放ったという「売れるから取り上げるんだ」という点では、格好の話題ですし、国会でも取り上げられておかしくない事態になります。「知財立国」に全く反する話ですから


 大宅健一郎氏の記事によると、

 http://biz-journal.jp/2016/05/post_15081_2.html 


国際ジャーナリストの大野和基氏が、

「『ネイチャー』のSTAP論文撤回後、海外の大学、しかもハイデルベルク大学においてSTAP現象を確認する実験が行われたことは注目すべきことである」


 と述べているそうで(どの記事でかよくわかりませんが)、同氏は、「自身もニューヨーク医科大学で基礎医学を学び医療問題に関するリポートも多い」とのことですから、その協力を得て、上記の点についての取材結果が報道されれば、これはインパクトは絶大だろうと思います。大野氏がこのようにハイデルベルク大学の実験のことを知ったのは、おそらく木星さんらの発信によるものでしょうから、協力依頼はできるのではないだろうか・・・?と勝手に推測しています。


 同氏は、そのHPからもわかるように、VOICEなどを中心に、メジャーな一般誌やPHP新書などにも書いていますから、一般国民への影響を及ぼすことができると思います。

http://www.kaz-ohno.com/index.html 

 

 


STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる
2016.05.14   文=大宅健一郎/ジャーナリスト
http://biz-journal.jp/2016/05/post_15081.html


 今年3月10日、ドイツの名門大学、ハイデルベルク大学の研究グループがSTAP関連の論文を発表した。論文タイトルは『Modified STAP conditions facilitate bivalent fate decision between pluripotency and apoptosis in Jurkat T-lymphocytes(邦訳:修正STAP条件によって、JurkatT細胞の運命が多能性と細胞死の間で二極分化する)』である。


  海外の一流大学が、いわゆる「STAP現象」の再現実験を行ったということで話題となっている。以下に同論文の概要を紹介する。

<(1)序論:STAP論文は撤回されたが、低pHの刺激による万能性獲得の可能性は、がん、または、がん幹細胞の分野においては魅力的な課題である。

 (2)実験:そこで、理化学研究所と米ハーバード大学から発表されたプロトコルを改変して、セルライン化されたT細胞に刺激を与える実験を行った。

 (3)結果:当グループが見つけたpH3.3の条件では、酸処理後、多能性マーカーの一種であるAP染色陽性細胞の割合が増加した。AP陽性の多能性細胞は酸処理ストレス下を生き延びて優位に増加。

 (4)考察:小保方晴子氏【編注:一連のSTAP細胞論文問題をめぐり2014年12月に理研を退職】が英科学誌「ネイチャー」で発表したプロトコルでは成功しなかった。それは、使用している緩衝液の緩衝能が適していないことが理由として考えられたので、それも変更した。


 一番の発見は、このような瀕死のストレス条件では、Acute T-cell leukemia(ヒト急性T細胞白血病)の細胞株である JurkatT細胞が、万能性を獲得するか、もしくは死ぬかの間で揺らいでいることである。何がそれを左右するのかを探るのが今後の課題だ>


 わかりやすく解説すると、以下のようになる。

<小保方氏が発見したSTAP現象を、がん細胞の一種であるJurkatT細胞を用いて再現実験を試みた。同細胞に対しては、小保方氏がネイチャーで発表した細胞に酸性ストレスをかける方法ではうまくいかなかったため、独自に修正した酸性ストレスをかける方法を試してみたところ、細胞が多能性(体のどんな細胞になれる能力)を示す反応を確認した。それと同時に細胞が死んでしまう現象も確認されたので、何が細胞の運命を分けているのかを探っていきたい>


がん細胞の分野で研究の価値大


  今回の論文で多能性を確認したAP染色陽性細胞は、小保方氏らのSTAP論文でも発現が確認されている多能性マーカーのひとつである。細胞が酸性ストレスによって多能性を示すという反応は、まさに小保方氏が発見したSTAP現象そのものだ。


 世界的に活躍する国際ジャーナリストで、自身もニューヨーク医科大学で基礎医学を学び医療問題に関するリポートも多い大野和基氏は、同論文を次のように評価している。

「STAP現象の論文は撤回されたが、少なくともがん細胞の分野ではまだまだ研究の価値がある、ということだ。細胞の多能性に対する酸性 pH の効果は、がん生物学(がん幹細胞も含む)の分野では、注目されるトピックであり、STAP細胞が、がん細胞ではできた可能性があることを、このハイデルベルク大学の論文は示している。


 また、この研究者らの実験では、小保方氏が確認した多能性を示すOCT4の発現を変えることができなかったようだが、異なる結果として、De Los Angelesほかが、STAPプロトコルのような、強いストレスでOCT4の発現が増加した例を紹介している。


 ともあれ、『ネイチャー』のSTAP論文撤回後、海外の大学、しかもハイデルベルク大学においてSTAP現象を確認する実験が行われたことは注目すべきことである」


 がん細胞の一種であるJurkatT細胞に対して、小保方氏が行った方法ではうまくいかなかった理由について、ある生物学の専門家は次のように分かりやすく説明してくれた。

「細胞の種類によってストレス反応に違いがあることも一因と考えられます。小保方氏はがん細胞以外の細胞を使っていたため、ストレスをかけるpHの違いが出ても不思議ではありません。


 また、培養系の実験では、緩衝材の違いはもちろん、試薬のロット(製造日)差によっても結果が違ってくるというのは周知の事実ですし、シャーレのメーカーによっても結果に違いが出ることがあるほどです。それほど微妙な調整が必要な世界であり、プロトコル(手順)通りにやっても同じ結果が得られないことは普通です。


 ハイデルベルク大学の研究グループは試行錯誤の結果、独自にSTAP現象を確認する方法を見いだされたのではないでしょうか」


 日本国内では、マスコミによる異常な偏向報道によって、完全に葬り去られたように印象づけられたSTAP現象だが、そのような先入観もない海外の大学によって再現実験が試みられた事実は大きい。


日本の専門家たちの間違い


 一部の専門家は、小保方氏がSTAP細胞のレシピ(詳細な作製手順)を公表するサイト「STAP HOPE PAGE」を開設した際にも、「STAPを今さら研究する研究者は世界にどこにもいない」と批判していたが、それが完全な間違いであったことが証明された。


 ネイチャーのSTAP論文が撤回された理由は、小保方氏が発見した「STAP現象」の否定ではなかったことは前回記事で述べた通りである。


 小保方氏の人権を蹂躙するかのようなマスコミがつくり上げた世論に同調し、常識を逸脱した禁じ手まで使って論文をなきものとして責任逃れをした理研や早稲田大学と比べ、真摯に生物学的現象を追究するハイデルベルク大学のニュートラルな姿勢は、科学に向き合う本来のあり方を教えてくれる。


 ハイデルベルク大学が発表した今回の論文によって、STAP現象に対する世界的な関心が再び高まっていくかもしれない。
 (文=大宅健一郎/ジャーナリスト)

 


いすけ屋

 最近、アマゾンで小畑 峰太郎 (著) 「STAP細胞に群がった悪いヤツら」新潮社 (2014/11/27) がよく売れている。バイオテクノロジー部門で1位のベストセラーだ。カスタマーレビュー24件のうち8件も星5つの評価なので、買おうと思ったが、何のことは無い。2年前、「新潮45」の「小保方晴子バッシング記事」 の連載特集をまとめたものだ。

 著者の小畑 峰太郎は、NHKを初め多数のテレビ番組に頻繁に出演してSTAP細胞問題についての解説をし、公共の電波によるバッシングの旗手を務めてきた東大の上昌弘教授と共に、小保方バッシングの先頭を走っていた。なので、星5つの評価内容も、得体の知れぬ小畑 峰太郎をほめたたえる内容であり、2年後の現在明らかにされている諸事実すらも知らない時のものである。

 どうやら、「あの日」や「STAP細胞はなぜ潰されたのか」という本に推され気味の旧バッシング派の組織的購読のような気がする。第一、小畑 峰太郎は小保方評を、当時発売中の「新潮45」で、こう書いていた。<「幽霊は存在します! 私は200回以上見ています。ただ、幽霊を見るためにはコツがいるの。今のところ私にしか見られません」>と

 こんな人物が書いた本が、今時になって売れるとは・・・。中には、間違って買ってしまった人もいるだろう。新潮社も新潮社である。当時のバッシング姿勢を正し、デマ報道に加担したことを謝罪して、この「STAP細胞に群がった悪いヤツら」を絶版すべきである。これは表現の自由ではない。

 また、東大の上昌弘教授も小保方バッシングの理由が幼稚である。彼は「STAP騒動から何を学ぶべきか」という文章で、こんなエピソードを語っている。
「実は、私がテレビ出演を決めた理由は、旧知のテレビ関係者への義理からだけではない。ボストン時代の小保方氏を知る女性研究者から、色んな話を聞いていたからだ。彼女は誠実な研究者だ。私は彼女の情報を信用した。後日、様々な報道を通じて明らかになった事実とも符合する。
 ここで全てを書くことはできないが、彼女は『小保方さんが実験している姿はあまり見たことがない』と言い、『彼女はまともな研究者ではない』と強調した」。

 つまり、人づてに聞いた噂話を信用し、そうした先入観を前提にしてSTAP細胞問題についてテレビであれこれ語っていたのだ。恐らくその女性研究者も、小保方さんがバカンティ教授に大事にされるので、ある種の嫉妬を感じて彼女の事を悪く言ったのだろう。小保方さんは理研内でも女性研究者に「生理的嫌悪感」を抱かれた形跡がある。そんな女性の話を信じて、それを前提にテレビであれだけバッシングに励んだのであるから、そろそろ謝罪の姿勢を見せた方がいいのではないか。

 それにしても、理研を含めて相当権威のある研究者までが、小保方つぶしに走った裏には、何かの闇を感じずにはいられない。すでにSTAP細胞の特許は日本には無いのだ。