呆れた石破前政調会長の二枚舌 これが「総理にしたい男」?選挙戦ではTPP推進を”封印”
(日刊ゲンダイ11月15日)
これが自民党で「首相にしたい男」なんて持ち上げられている政治家なのか。
ガックリしたのが石破茂前政調会長だ。13日投開票の宮城県議会選の応援のために12日、宮城県栗原市などを訪れ、石破の父が祖父・長谷川峻元法相と大親友だったという長谷川敦県議のためにマイクを握ったのだが、TPPのことは一言も触れなかった。石破といえば、ガチガチのTPP推進論者で、TVでは推進論をぶっている。しかし、宮城でそれを言ったら袋叩きに遭う。長谷川県議はTPP断固反対/のバッジをつけて、農業団体の支援も受けていた。で、地元の支持者から「TPP推進は言わないでくれ」と鎖まれ、あっさり、封印したのである。
これぞ、二枚舌政治家の典型だ。陣笠議員ならイザ知らず、この会でも「日本中で総理にしたいナンバーワンの方」とか紹介されて、マイクを握っていたのに、信念のカケラもない男だ。
「なぜ、TPPに触れないのか、と直撃すると。『時間に制約があるので5分や10分では説明できない』と言い訳していました。それ以外の話で18分間は話していたのに、選挙になると持論を言わないのだから呆れます」
(取材したジャーナリスト・横田一氏)
地方で推進論を言えないのであれば、「そんな主張をするな!」である。
(いすけ屋)
自民党の似非右翼と言えば石破茂。小難しい理論を並べて相手を封じるやり方は、左巻きのそれと同じである。というより、この人の話をよく聞くと、完全に左巻だ。例えば、彼は内閣総理大臣の靖国神社への参拝にも反対を表明し、靖国神社からの「A級戦犯の分祀」を主張している。
次に「第二次世界大戦の時に日本の戦争指導者たちは、何も知らない国民を戦線に駆り出し、間違った戦争をした。だから私は靖国神社に参拝しない。あの戦争は間違いだ。多くの国民は被害者だ」と述べている。提灯行列で政府を煽ったのは、国民だった。
また、「日本には南京大虐殺を否定する人がいる。三十万人も殺されていないから南京大虐殺そのものが存在しないという。何人が死んだかと大虐殺があったかは別問題だ」とも言って、南京大虐殺を肯定している。ところが今では、南京大虐殺は米中によってでっち上げられた事件である事は、明白である。
さらに、「日本には慰安婦についていろいろな見解があるが、日本軍が関与していたことは間違いない。」と従軍慰安婦問題で日本軍が関与したと言っている。
他にも「日本人が大東亜共栄圏の建設を主張したことは、侵略戦争に対する一種の詭弁だ」とか、「中国は日本に対する脅威であるから対中防衛を強化せよという人たちは、何の分析もしないで、中国は日本に対する脅威だと騒いでいる」とか、最後には「日本は中国に謝罪すべきだ」とまで述べている。戦後自虐史観そのものだ。
国会議員がこの程度の知識では、野田さんを批判する資格もない。農政問題でも、TPP賛成論に被せていろいろ言っているが、自民党の農政を批判するだけで、自分が農水大臣だったとき、一体何をしたのか?
よって、石破茂は将来の首相にしてはならない人物である。発言は賢そうでも、戦後教育で自虐史観にまみれた団塊の世代の一人に過ぎない。よーく、見極めて欲しい。