車椅子ユーザーさんで肩こりの次に多いのが、腰の痛み。
これは、単純に座位姿勢をとる時間が長いだけでなく、腹筋・背筋が弱いことや、座り方も原因としてあげられます。
そのなかでも、シャンと背筋が伸びている車椅子ユーザーさんを街中でみかけることがありますが、やはり姿勢が良いだけで格段に格好良い!!!
モデルさんも同じですね、顔やファッションだけでなく、立ち姿勢や歩き方で、その人の印象は大きく変わるものです。
ここでは、ヨガや座禅を組む時に使われている、綺麗な姿勢の作り方をご紹介します。
ヨガや座禅では、30分1時間と座位姿勢を崩さずに行うことがあります。
それでも疲れずに自分の身体・思考に集中できるのは、この姿勢を取るからなんです。
そもそも綺麗な姿勢というのは、安定していて、ムダな力が入っていない姿勢のこと。
これから紹介する姿勢の作り方では、ちょっと意識するだけで、腰や肩に力を入れなくても姿勢がよく見え、かつ長時間座っていても筋肉が貼って痛いということが少なくなります。
キーワードは、丹田と百会です!
丹田はおへそから指2~3本下の高さでお腹の奥の方、百会は頭のてっぺんにあります。
ではさっそく、丹田と百会を意識して、姿勢をつくっていきましょう!
まず、座位でご自分の丹田と百会に手を置きます。
手を置いたら、丹田と百会を一本の線で結ばれるようにイメージしてください。
出来そうであれば、丹田に少し力を入れ、百会が高い位置にくるよう意識します。
脊髄損傷等おなかに力が入りにくい方、二分脊椎等で脊柱に元々変形がある方は、無理せずイメージするだけでも大丈夫です^^
はい、これで完成!!
チェックポイントとして、左右のお尻にある出っ張った骨(坐骨)に左右均等に体重が乗っていればOK!
この姿勢が良い姿勢といわれる基本姿勢です。
始めは、普段より重心が後ろにある感じがしたり、腹筋に力を入れている感覚があるかと思いますが、すぐに慣れますよー!
昼休みだけ、電車を待っている時間だけ、など短時間からでもチャレンジしてみてください。
そして、やはりずっと同じ姿勢は、褥瘡の原因になりますので、除圧は忘れずに^^