山口県知事、オスプレイ陸揚げに抗議 | 一水会活動最新情報!

山口県知事、オスプレイ陸揚げに抗議

沖縄県の普天間飛行場に配備される予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイをめぐり、


政府は25日、日米外務・防衛当局の局長級協議を27日にワシントンDCにて開催すると発表しました。


今年4月と6月に相次いで起こった同機の墜落事故の原因調査を急ぐよう求め、


安全確保策について協議する方針です。



一方で、こうした配備を前提に運用改善で理解を得ようとする政府に対し、


この度オスプレイが陸揚げされた岩国基地を抱える地元・山口県は反発を強めています。


山口県の二井関成知事と岩国市の福田良彦市長は25日、


上京して森本敏防衛相や玄葉光一郎外相と相次いで会談し、


オスプレイが陸揚げされたことに厳しく抗議しました。



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二井知事は、オスプレイ駐機が長期化した場合には


「米軍再編問題も見直さなければならない」


とし、空母艦載機などの受け入れを拒否する可能性を改めて示唆しました。


福田市長も「国との信頼関係が崩れかねない厳しい状況だ」と訴えました。


これに対し森本防衛相は「大変な迷惑、心配をかけ非常に申し訳ない」と陳謝し、


防衛省のヘリパイロットや外部の航空工学の専門家ら16人で構成され、


米側が行っている調査の結果を日本で独自に検証する「安全性分析評価チーム」を


同日発足させたことを説明しました。



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こうした政府の対応に対し、野田政権内部からも批判の声が上がっています。


国民新党の下地幹郎幹事長は、24日の記者会見にて


「オスプレイを強引に沖縄に搬入すれば、


米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を推進している人も一挙に辺野古移設反対に変わる。


野田政権が追い込まれることは間違いない」


と述べ、オスプレイ配備を進める政府の対応を批判しました。



弊会機関紙「レコンキスタ」7月号でも特集記事を組んで掲載しましたが、


オスプレイはこれまでに8回の重大事故を引き起こしている、極めて危険な軍用機です。


にもかかわらず、相変わらずの対米追従姿勢を続ける政府に対し、


我々は「対米自立」の理念のもと、今後も活動を続けていく所存です。


次回8月8日(水)の一水会フォーラムでは、航空評論家の小河正義先生をお招きし、


「オスプレイは安全か?」と題して講演して頂く予定です。

皆様の御来場を心よりお待ちしております。(F)


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第129回 一水会フォーラム

日時・平成24年8月8日(水)/18時30分開場・19時00分開会

演題・オスプレイは安全か?

講師・小河正義先生(航空評論家)

場所・ホテルサンルート高田馬場  3階会議室