来春、柏崎原発再稼働を目論む原子力ムラ | 一水会活動最新情報!

来春、柏崎原発再稼働を目論む原子力ムラ

大飯原発が再稼働となりました。

原発の危険性が明らかになった今も原子力ムラが躍起になって原発を維持しようとするのは、電力不足解消のためだけではありません。

そこには会計上の理由もあるのです。

原発設備が無用の長物となれば、電力会社の資産価値が一気に下落し、B/S(貸借対照表)が悪化します。

関電だけでなく、関電に融資している銀行、あるいは関電株を保有している財界などは必死でしょう。

原発の有用性よりも、融資の焦げ付きや株の下落が心配なのです。



もちろん、銀行や大企業が破綻すれば日本経済に著しい打撃となり、日本経済と連動する世界経済にも大きな影響はあるでしょう。


ただ、経済が安定するには、健常な国土と社会の存在が前提となります。


「そんなに頻繁に原発事故はないだろう」というあやふやな根拠に期待するだけでは、持続的な繁栄など望めません。


福島第一原発のような事故が再びあれば、今度こそ日本は亡国となるでしょう。


戦争だって、いつ起こるか分からないし、起こらないかもしれません。それでも国を守るためには、コストがかかっても国防力を備える必要があります。


原発も同じです。


たとえコストがかかるとしても、国民と国土を守るためには、原発を全停止しなければならないのです。


とはいえ、長期的に見るなら、原発停止のコストは、原発維持よりも低くなるでしょう。


そして東電は、来春を目標として、柏崎刈羽原発の再稼働を目指しています。

柏崎原発は、平成19年の中越沖地震で火災が発生し停止した、この欠陥品とも言える柏崎原発を、東電と政府はなんとしても再稼働したいようです。


これもまた、持続的な安定よりも、目先の資産価値に目が眩んだからなのでしょう。(N)

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第128回 一水会フォーラム

のお知らせ

日時・平成24年7月17日(火)/18時30分開場・19時00分開会

演題一水会結成四十年企画 日本農耕文明に回帰せよ~社稷と祭政を考察~

講師高野孟先生(『インサイダー』編集長)

場所ホテルサンルート高田馬場  3階会議室


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