許せぬ! 『週刊現代』の恐怖扇動報道!(その1)
原発による風評被害がとまりません。
検査ではとっくに「安全」という結果が出ているにも関わらず
「福島県産の農産物」「茨城県産の海産物」というだけで全く売れず、
地元の農家や漁師が大打撃を受けていることは皆様もご承知のことでしょう。
海外ではこれがもっと酷く、
「日本産」というだけで食糧ばかりか工業製品まで輸入禁止にしている国があるというのだから呆れます。
このような被害が広がる最大の原因は、
言うまでもなく放射能の恐怖を誇張して煽り立てるメディアにあります。
「日本はいまや『放射能汚染列島』となった!」「日本ではすでに一万人以上が原発事故により死んでいる!」
このようなデタラメな報道を繰り返す海外のメディアは当然批判されるべきですし、
また本来それは、日本政府が率先してやるべきことのはずなのに、
全くそのような動きが見られないことはまことに持って腹立たしいばかりですが、
もっと許せないことは、日本国内のメディアにすら、
海外メディアのこのような動きに便乗し、過剰な恐怖を煽り立てる者たちがいるということです。
「放射能汚染列島の虚実」
「人類史上、初めての体験 溶け出した福島第一原発『第3の恐』」
このような見出しの躍る講談社『週刊現代』4月16日号には、
しかし原子力に関する基本的な知識の誤りも多く、
今週発売の小学館『週刊ポスト』にその点をモロに指摘され、大いに赤っ恥をかく結果になっています。
「原発怖いぞ」vs「恐怖煽るな」。
一つの原発事故をめぐり、見事に正反対の見解が対立したかのように見える今回の論争ですが、
記事の事実関係はともかく、少なくとも人としての「道義性」という点に関する限り、
勝負は初めから『週刊ポスト』の圧勝であるように思われます。(続く)