中国の謝罪・賠償要求など言語道断である
尖閣諸島沖漁船衝突事件で中国人船長が逮捕、勾留された問題で、
中国側が日本に謝罪と賠償を求めたのに対し、
日本外務省は要求を受け入れることはできないとして拒否する立場を表明しています。
25日発表された佐藤悟外務報道官の談話は、
尖閣諸島が日本固有の領土であることは「疑いがない」と断言し、日本の法令に基づく対応を主張しました。
中国側の要求については「何ら根拠がなく、まったく受け入れられない」と述べました。
一方で、ニューヨークで開催された国連総会に出席した菅直人首相は日本時間25日、
「日中は国際社会に責任をもつ重要な隣国である。戦略的互恵関係を深めるため、
冷静に日中双方が努力していくことが必要だ」と述べました。
しかし、中国人船長釈放で日本政府が腰を引いてしまったことは事実です。
那覇地検の判断にも大きな疑問が残るところです。謝罪と賠償の要求は当然のことで、
これも引いていしまうようでは、国内でも大きな反発が起こることは容易に予想できます。
ここは国の威信にかけて、絶対に譲ってはならないところです。