週刊一色塾 Vol.153
2016.06.21(英語科:伊東)
英語科の伊東です。こんにちは。
猫が障子を引っ掻いた跡のような変な雲があったので
写真を撮りました(写真中央下の雲)。
詳細が分かる方、いらっしゃったら教えてください。
さて、今回は英語科らしく、英単語の覚え方について書きます。
まあ、一言で「英単語の覚え方」と言っても、切り口は色々あるわけですが、今回は
語源を意識することで英単語を覚えやすくしよう!
という切り口から書くことにします。
まず、半分日本語になっているため分かりやすいものから。
①ant(i):「反~/非~」
野球で、ジャイアンツ(巨人)が嫌いな人のことを「アンチ巨人」と言いますね。
あの「アンチ」です。
このようにant(i)が「反/非」を表す否定語であるため、
antisocialは「反社会的な/非社交的な」という意味になります(social「社会の」)し、
Antarcticは「南極(の)」という意味になります(arctic「北極(の)」)。
では次。
②auto:「自らの/自動の」
これもカメラの「オートフォーカス(自動で焦点を合わせてくれる仕組み)」などで
おなじみですね。focusは「焦点(化する)」という意味です。
ですから、
automaticは「自動の」という意味になります(maticは意志を表すギリシャ語matosが語源)し、
autographは「自筆/肉筆/(有名人の)サイン」という意味になります(graph=writing)し、
autobiographyは「自伝」という意味になります(biography「伝記」(bio=life+graghy=writing)
今回はあと一つで終わりにしておきましょうか。
③circu,circle:「周りに/丸い」
「サークル」も半分日本語になっていますね。
英語ではcircle。「円/仲間/範囲/旋回する」という意味です。
circuit「サーキット/1周/周囲/回路」
circumstance「状況/境遇」(stance=stand→周りに立っているもの)
circumscribe「制限する、取り囲む」(scribe=書く→円をかく)
なども同語源です。
ちなみに、今出てきたscribeは、他にも、
describe「描写する」(de=強意。まさに書く)
inscribe「刻む」(in=中に。中に書く)
prescribe「規定する/処方する」(pre=前もって。前もって書いておく)
subscribe「署名する/予約購読する)」(sub=下に。ある文書の下に(自分の名前を)書く)
などの単語でも使われていますから、一緒に覚えておくとよいでしょう。
では今回はこの辺で。
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