格好良すぎる人々
昨日は池袋サンシャイン劇場へ『アルジャーノンに花束を』の監督を務めた吉田健監督演出の舞台『TRIANGLE』の観劇に行って来ました☻♪♪
やはり我聞くんと一緒に(笑)
(待ち合わせ遅れちゃってゴメンね♡)
二つの側面から描いた二つのストーリー。
僕らが観たのはβストーリーの初日。
『ミュージカルだからお気軽に』
という健さんの隣に二人で座りながらも、
まるで我が娘達が(いや本当にお気持ちわかります)
今まで顔晴って稽古してきたものを舞台上で
のびのびと楽しそうに舞っている姿を完全に
お父さんの目線で観ている巨匠、吉田健。
うんうん、そうだそうだ、と頷いてる姿が横目にすごく可愛かったです。
ラストシーンでは涙がぽろり。
客電が点くと左手に涙を拭う我聞くん。
右手にハンカチ片手の健さん。
素晴らしいミュージカルでした。
上演中はストーリーを堪能しながら僕らのやった未成年、あるいはアルジャーノンの現場では見ることのできなかった健さんの微笑ましい一面を横目に垣間見ながらも、僕は照明のピンの位置、変化の仕方、お芝居との絶妙な同期、音響の効果音、細かなエフェクト、装置の出入り、役者の動線とのバランス、スタッフワーク。など細かな演出を目まぐるしい勢いで頭の中に叩き込んでいました。
今やらなきゃいつやる!?の勢いで。
とあるミュージシャンの方が数年前に、
『難しいことを簡単にポップにするのがプロ』
と言っていた気持ちが分かった気がしました。
いや特に難しいことがあるようには感じません
でした。ですが、本番までは何処の現場でも
簡単には行かないのは百も承知。
出演者の皆様は普段から激しい訓練を受けて
板の上に立たれているのが本当に良くわかりました。
ミュージカルというと華やかな印象もあります。
昨今では様々なアプローチから演出が施される訳
ですが、なるほど健さんはこうしたか!!
と唸りました。
難しい?うーん、そうかなぁ‥
ポップ?そうかもねぇ‥
まあそれも私の仕事だからねぇ。
と健さんなら格好良く言ってのけるでしょうが、
そこに辿りつけない演出家は山のようにいたりして。
フランスのオペラのようにセットがポンポン入れ替わるような大掛かりな装置であれば尚更ですが、なんていえば良いのか‥
頭を使えば、そして独り善がりではない大きな愛と誠実さと熱意があれば、レベルの高い総合芸術は創り出すことが可能なんだと実感しました。
観るべきものは観させて頂いた。
吸収は…こんな短時間でどこまで取り込めたかは
わからないけど。
少なくとも『ぎゃふん』というだけのショックは
与えて頂いた。
そのショックが傷になって、いざ自分が灯りや音や
装置のことを考える番になった時。
昨日の傷が疼いてくることでしょう。
お芝居でも育てて貰って、今度は演出でも。
『まぁがんばれ。先は長いんだ』
と聴こえたような心の声と共に
風を切って去って行った健さん。
ちょ!!格好良すぎるでしょう(笑)
いや‥まだまだ勉強しなきゃ。
というか、したい。テクニカルもメンタルも。
まだまだ知らなさすぎるなぁ。
とりあえず一旦リュック背負って旅に出るかな。
なんて思ったひと時でした。
その後は六本木に新しくオープンしたクラブ
Cat's でDJ!!
さっきまでド級の綺麗な照明を客席で観ていたのに!
フロアを包む、なんだこの照明装置は!!
遊びに来てくれたお友達が何枚か撮ってくれた
のでこちらに✩
なにかけよっかなー☻♪♪
ではでは!!
愛をこめて。
壱成