ニッポニア・ニッポン / 怠け者 | 日々棲む世に

ニッポニア・ニッポン / 怠け者

私、nujabesのLuv sick pt1元ネタが知りたいんです。かれこれ2年位。


pt2は歳三さんが見つけて来てくれたんですが、Pt1はないんですよね。


このブログ、誰かもし見てて知ってる方いたら御一報お待ちしてます。


ヌジャのネタは良いのおおいですよね。


やっぱなんと言っても Yusef Lateef の元ネタの方を初めて聞いた時の衝撃は相当なものでした。


なんなんすかね、あの哀愁は。ベストオブ無常観!


ネタ物って良いですね。聞いても知っても楽しいです。


んで、今日の曲はヒップホップです。



私はもともと、ヒップホップのイベントがどうも苦手で


行ったイベントがそうだっただけかも知れませんが、男も女もどうも気取ってる感があって


其の頃は汗かき踊って楽しむスタイルだったのもあって、それが余計に嫌でして


曲はかっこいいのあるなーとは思ってましたが、あまり踏み込まないジャンルでありました。


歳三さんと知り合った頃、よく家で日本語ラップを聴かされていました。


曲を聞くというか、彼らの生き方と人生観の歌詞に共感するといった感じで


有名無名問わずに熱い言葉に感動しまくっていました。


Kick the can crew のタカオニ2000とか今でも好きです。


「いけるなら絶対行っとけ!だって俺らは現在進行形!」


日本史の言葉と同じ位に、大學の頃は背中を押されました。


その後に、tha blue herb にドップリはまって、ラップもかっこいいですが、


こうなるとラップというよりはBOSSの声も含めて一つのインストに聞こえますね。


ブルーハーブの曲もかっこ良いですね。


ちょっと前に働いてたクラブにONOが来たのでお客としていって来ましたが


音いじってる時の少年感がなんかよかったです。本当に楽しそうでした。


んで、今日紹介したいのは



ニッポニア・ニッポン / 怠け者

<ジャケいつか更新>



私がこれを聞いたのは大學4年の頃で、その頃周りは就職活動真っ只中にも関わらず


私は就職する気がおきなくて、父親に言ったら縁を切られそうになってましたね。


丁度就職が氷河期最後の時期で、へんな焦燥感が校舎の漂っていて


彼等は就活で、私は単純に卒業が出来る単位がない為に、学校に行っていました。


私も、もちろん不安とかありましたけど、なんか右往左往させられる事が好きじゃ無いので


マイペースにやっていこうと決めていました。


そんな時期にこの曲を聞きました。


ヒップホップのドラムと、単純なピアノループ、途中からあれなんでしょ?浮遊感というか


不安感を感じるウワ物がかぶさって来るトラックです。重めです。


歌ってるのはニッポニア・ニッポンって人で、声はどことなく土俵クルーのインデンに似てますね。


内容はホームレスの歌です。


就職活動してない、社会も全然しらない、モラトリアムの中で生きている今の自分にマッチして


しかも聞いてた場所が西新宿の中央公園の前。


もう自分の未来とリンクしすぎちゃって戦慄がはりしましたよ。


まじでおっかない。抜け出れないよう。だって怠け者だから。


97年頃に出たシングルで、歳三さんが買った頃は100円レコで売ってるような扱いだったらしく


ラップも下手糞ということで、だせぇ曲という事になってたそうです。


しかし時は流れて、今二人でおののいています。なんておっかない曲なんでしょう。


しかも買った頃は気が付かなかったらしいですが、これトラックがFARRなんですね。


しかもピアノはジョージ・ウィンストンのネタもの。すごいですねCALMって。


こんな感じで100円レコだった曲も私がゲットする頃には4000円に値上がりしてました。


でも、ここまで打ちのめしてくれたので、もう幾らだって買っちゃいますよ。



後日談で、ニッポニア・ニッポンのこの歌を生で聞きたいという事になって


今度二人でイベントやる時にライブゲストで来てもらうという作戦を立てました。


しかし当時、ネットでいくら探しても見つからなかったので、


CALMのオフィシャルサイトに問い合わせてみました。


そしたらCALMから返信があって、


実は彼はこの曲をレコーディングしてる 途中に失踪したらしく、未だにギャラも支払えてないらしいです。


「まだどこかで音楽をしていてくれるといいんですけどね。」だってさCALMさん



作戦は企画倒れになりました・・