焦り | 秘密の35年☆赤い糸の行方

秘密の35年☆赤い糸の行方

何度別れても、切れることのなかったふたりの糸。二股だったときも、彼が「あの人」と結婚してしまったときも、わたしが海外で暮らし始めたときも。音信不通6年、14年ぶりの再会から、再び動き始めた恋。国境を越えた超遠距離・婚外恋愛。

<「伝えたかったこと」の続きです。>

彼からは短いメールが
続いて届いた。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
日 時: 2010年7月31日 午後
差出人: 河原

こちらこそありがとう。

あとでPC宛にメールするね。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
日 時: 2010年8月1日 23時
差出人: 河原

ゆりちゃん元気?

なかなかゆっくりメールする時間がない。

今日もまだ現場なんだ。

朝までに企画書も作らないといけないし。

でもオレもゆりちゃんと
同じ気持ちだからね。

またメールする。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
日付 : 2010年8月2日 6時
差出人: 川口

結局、朝帰りだったよ。

ソファで仮眠したけど。

これから風呂入って、少し寝て、
着替えたら今度は
静岡まで行かなくちゃ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


この時点でわたしの帰国は
2日後にせまっていた。

とんでもない時間に入ってくるメールが
彼の多忙さを物語っていた。

仕事に追われながらも
わたしを気遣ってくれている。

その気持ちに感謝した。


最初のうちはこちらのほうも
彼の忙しさを心配して、
ねぎらいのメールを返すだけの
余裕があった。

どんなにおそくとも
帰国前日である明日までには
きちんとした形のメールをくれるだろう。

そう信じていたから。



でも。

それは次第に焦りへと変わって行った。

(続く)

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