McLaren MP4/10 nose cone
マクラーレンMP4/10 ノーズコーン
1995年のマシン、ドライバーはミカ・ハッキネン
このマシンは、マクラーレンとメルセデスのジョイント1年目のマシン。
2015年にマクラーレンがメルセデスにスイッチするまで、実に20年間もの間パートナーでした。
MP4/10はジョイント1年目ということもあり、成績は芳しくなく、マシンとしては失敗作。
しかしながら、メルセデスエンジンを積んだ初めてのマクラーレンであり、マクラーレンとして初のハイノーズ。
さらに、物議をかもしたセンターウィングも備え、マンセルも乗り、ハッキネンは最終戦で大クラッシュする等、
色々と話題性の高いマシンでした。
このパーツは、クラッシュ痕があるため、実際にハッキネンが乗ったマシンだと思われます。
残念ながら、ノーズの後部は切除されており、メルセデスマークはありません。
しかしながら、あまり出回らない非常に珍しいものだと思います。
他に例を見ないほどの先細りしたノーズであり、全体としても不格好な印象のこのマシン、
それに応じるかのような良いとは言えない成績。
おそらく、マクラーレンの中でも最も人気の無いマシンではないでしょうか。
ですが、風変わりなマシンが好きな私にとっては、一見してMP4/10だとわかるそのノーズ形状が特徴的であり、かなり好きなマシンです。