Minardi M194 flont Wing Flap | いっしーのF1ブログ

Minardi M194 flont Wing Flap



ミナルディM194(1994)、フロントウィングフラップ
使用レース、ドライバーは今のところ不明。
ただ、ミナルディはスポンサーが頻繁に変更しており、クラッシュパーツなので過去の写真等を精査することで分かるかもしれません。


ごらんのとおり、激しくクラッシュしております。


クラッシュしていると、パーツの構造が露わになります。
このように、この翼端板は2枚のカーボンの間にペーパーハニカムが挟まれた構造をしています。


翼端板の裏面は塗装されていないので、カーボン地そのものです。
現在のカーボン地とは異なりますね。


裏面です。


管理用シールです。相変わらず意味は分かりません。

フラップの欠けた部分です。
何だか、“炭”のような感じです。カーボンなので、原子は同じだし、まあ炭と似たようなものなんですがね。


で、フラップの側面です。
ますます、炭や古い木材のような感じ。フラップの表面は板状のカーボンで形成し、中はカーボンのバルクなのか?


ちなみに、こちらはジョーダン194のフロントウィングフラップの側面。
ミナルディM194と同年のマシンであり、こちらはレースには使用していないようですが、
M194のフラップ側面と比べても表面の状態がかなり違うようです。

M194のフラップが単に劣化してあのようになったのか?
それとも、ミナルディとジョーダンとでは、カーボン素材の仕様が異なっているためなのか?
今から20年以上前の技術。
おそらく、カーボン素材も技術的には発展途上であり、色々な構造のものがあり、
チーム毎に使用していたものが違ったのかもしれませんね。