Williams FW22 フロントウイング翼端板 | いっしーのF1ブログ

Williams FW22 フロントウイング翼端板

Williams FW22 フロントウイング翼端板(右側)2000年。
使用痕なし。スペアです。
使用グランプリはアメリカGP(インディ)。
低ダウンフォース仕様なので、高ダウンフォース仕様に比べて、高さがありません。
高ダウンフォース仕様の場合は、Allianzのロゴの部分の高さがより高くなっています。

前方部分が肉厚になっています。

サブフラップの角度を変えるための、翼端板後方に位置するアジャスト部です。
上から専用の工具を使って高さを変えるようです。

こちらが裏面。サブフラップの角度合わせ用の目盛がついています。
そして、INDYの文字があることから、アメリカGP仕様であることがわかります。

側面に設けられているフィンは、三角形となっています。
2000年仕様のアロウズ翼端板のフィンは四角形であることから、チームによる設計思想の違いがこんなところにも見られますね。

側面底部です。こんなところも厚みの違いがあり、外周領域が内部に比べて薄くなっています。

後方部分です。中央領域が上下に比べて厚いですね。
そして、ねじれとでも言いましょうか、上下方向の中心軸線が斜めになっています。

裏面です。メインフラップを取り付ける領域が肉厚になっています。
また、裏面の底部には、のこぎり刃状のフィンが取り付けられています。

いつもの管理プレートです。22AはFW22を意味するのでしょうが、他はよくわかりません。

ウィリアムズの翼端板は同年のアロウズの翼端板に比べて、形状が複雑の様ですね。
これがトップチームと中堅チームの違いなのでしょうか?