Red Bull RB4 Louver Brasil D.Coulthard
Red Bull RB4 のルーバーです。
2008年のブラジルGP、デビッド・クルサード使用。
エンジンカウルのラジエータ上部に設けられたルーバーですね。
スリットの数を変えた複数パターンがあり、このパーツはスリット4つのパターンです。
ここのホームページ の写真で確認できますが、実際に使用されたパターンは2又は3スリットのようです。
どうも、スリット4つのパターンは使用されていないようです。
このパーツも未使用のようですし。
このパーツが使用されたマシンは、ご存知のようにクルサードの引退レースで用いられ、
特別カラーリングが施されています。
“Wings for Life ”という脊髄損傷者への基金に対するチャリティー用のカラーリングです。
F1マシンのパーツは使用マシンは分かっても、使用レースや使用ドライバーまで分かるものは少ないですが、その点、このパーツは明確です。
また、このパーツがマニア心をくすぐる理由があります。
近年のF1では、同じチームの2台のマシンは、共に同じカラーリングでなければなりません。
ところが、ブラジルGPのRB4はクルサードとウエーバーでは異なるカラーリングでした。
チャリティーという理由で、全チームの同意を得て実現した結果です。
なお、99年参戦のBARが、異なるカラーリングで2台走らせようとして一悶着あったことは有名ですね。
裏面です。
特にカラーリングも施されておりませんし、耐熱処理もありません。
ラジエータの排熱は、エンジン周りに比べて温度が低いので、耐熱処理までは必要ないとのことでしょうね。
先の写真でも分かりますが、空気が流れる表面は面一で整形されていますが、裏面はパーツ周囲とルーバー周囲とで段差があります。
ルーバー周囲がパーツ周囲に比べて落ち込んでいます。
この理由は分かりませんが、ルーバー部分の整形とパーツ周囲とで異なる整形を行ったのでしょうか?
良く見るとカーボン生地の状態も違うようですし。
管理シールです。
RB4はマシンの名称でしょうね。その余は何時もの如く全く分かりません。