最後の思い出 | 石元太一のブログ

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 東京拘置所で

アカオチをする日、

死刑囚の人と最後の別れをし、

フロアの担当さん達に

見送られていると、

その日までの思い出が

つい頭の中を駆け巡った。

それだけいろんな思い出が

詰まった場所・日々だったからだろうな。

 そのアカオチした次の日、

以前未決のフロアで俺のことを

面倒見てくれていた担当さんが

顔を見に来てくれたのだけど、

夜にはまた別の若い担当さんが

房に来て、

「(昼間来た)あの人は

昔ながらの親父といった感じの人で、

俺も尊敬している人なんだ。

その人がわざわざ来てくれた意味を

出来たら考えてほしいな」

ということを言われた。

確かにその担当さんの言う通り、

そのことは深く考えるべきこと。

ただ、「来てくれた」「有り難い」

では片付けられないことだと思った。

 また別の日、よく話をしていた

若い担当さんが来てくれた他、

最後まで未決のフロアで

面倒を見てくれていた担当さんが

移送前日に会いに来てくれた。

再審に関するアドバイスもあったが、

その前にまずは自分の生活を

安定させることを強く言われた。

最後の最後までアドバイスを

してもらいっぱなしだった。

東京拘置所では本当に

人情味あふれる人達に囲まれて

生活することが出来た。

最後に交わした言葉、

握手のあたたかみだけは

忘れない。


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