スティーヴン・ソダーバーグとジョージ・クルーニー共同プロデュースということで
これは面白いだろう、と思い見に行きました。
でもプロデュースって何やってんでしょう…
監督でもないし脚本でもないし…まとめ役?
話は、一種のタイムスリップものです。
殺人の罪を被らされた主人公は、戦争の後遺症で精神不安定ということで
精神病院へ送られることに。
で、"拘束衣"="ジャケット"を着させられ、死体安置所に閉じ込められると
なんとタイムスリップしてしまうというもの。
で、自分の死を知りそれを突き止めていくという話です。
しかしなんだかしまりがない…話に芯がないというか…
「バタフライ・エフェクト 」ともかぶってしまうし、比ると
遥かに「バタフライ・エフェクト 」の方が完成度が高いです。
これも未来を変えるわけですが、未来で得た情報を過去に持って帰って
それにより未来を変えるという、タイムスリップもののパラドクス満々です。
まあそれはいいんですが。
ところで、この手の映画にはベッドシーンは必要なのでしょうか…
最初、疑いを持っていた2人が本当に仲間になった、
ということを表すのには有効なのかもしれませんが。
この映画の場合、主人公の相手は映画の最初と最後に出てくるあの少女です、
だからなんだかラストの少女との出会いもちょっと違う関係も入ってしまうような…
考えすぎでしょうか…
そういう関係が無いほうが、美しい話になるんじゃないかと…
無理やりベッドシーンを作っているような気もしてしまいます。
さて、この映画、未来へのタイムスリップをしてるわけですが、
本当にタイムスリップしてるのか、それともただの妄想なのか、
はたまた予知能力なのか…ということを考えるとちょっと面白いです。
もしかすると、しっかり細かく見ると何かヒントがあるかもしれません。
もしそれがあったら結構すごい映画です。
ラストは「バタフライ・エフェクト 」とは逆ですね。
★★☆☆☆
ソダーバーグが本気で作ったらもっと面白いはず…