ＭＤＫ（まちのでんきや）同業者様
キーワード「ＭＤＫ」を掲げ、「まちのでんきや」をブランドにしよう！そして、ただ言葉遊びに明け暮れるだけでなく、そもそも「まちのでんきや」とはなんぞやについて追究しよう！
との主旨で、金沢市とその近郊の若手２０人が決起したのは２０１２年の３月。
会が発足し、最初の定例会では、まずこの会はなにをめざすか、なにを議論するのか、テーマを決めようということになりました。
系列メーカーの垣根を越えた勉強会ですから、他系列はどんな販促ツールを使い、どんな販促策で商売を展開しているのか、情報交換しよう。
あるいは、太陽光のビジネスについて勉強会を開催しよう等々意見が百出しました。
そのうち、誰からともなく、「『まちのでんきや』をＰＲしよう！」との意見が出たとき、メンバー達の目がキラリと輝いた気がしました。
今年盛り上がったロンドン五輪は、盛況のうちに幕を閉じましたが、その光景と背景に「まちのでんきや」の今日の立ち位置がシンクロしているように見えました。
なでしこジャパンが活躍し、フェンシングやバレーボールの善戦、卓球の感動的な銀メダル獲得。
が、その裏で、時を同じくして、世界を制覇したにも関わらず、テレビではいっさい取り上げてもらえなかった女子ソフトボールの存在が気になりました。
２００８年の北京五輪で、戦略が功を奏しアメリカを倒して世界一になった女子ソフトボールは、その後野球と併せて五輪種目から外れることになりました。
つまりは、個々の競技では戦略勝ち、成功をおさめていても、俯瞰し、世界という大趨勢から見れば、ノーをつきつけられたのです。
五輪で敵を倒すかどうかという前に、そもそも五輪の種目でい続けられるかどうかという戦いもあるのです。
翻って、
「まちのでんきや」は、一部のお店は系列メーカーの言うとおりに策を講じ、当面はビジネスが好調に展開していても、それとは関係のないところで世間の大多数は、価格が高い「まちのでんきや」など相手にしていないのです。
なにを売るか、どう売るか以前に、まず「まちのでんきや」そのものを売り込もう、今一度復権を図ろう！
との思いから、たまたま誰かが発した一言ですが、議論が深まるうちに、また誰かが、
「光が見えてきたな、面白くなってきた」と呟いたのでした。
今は一市町村のほんの２０名の有志ですが、そのうち県に広め、全国に広め、イノベーションを起こそうではないか！
冗談抜きでそう目論む、その象徴が「ＭＤＫ」というわけです。