こむら返り | 石井鍼灸整骨院のブログ

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皆さん「こむら返り」って経験ありますか?

ふくらはぎが攣(つ)って痛い、あれです。

一般名がついてるぐらいに皆さん一度は経験しているポピュラーなものですね。

私も就寝中に襲われ、飛び起きたことがあります。


こむらとは ”腓” と書き、古い言い回しでふくらはぎのことです。

けっこう「コブラ」と誤認されている方が多いようですが。


筋肉のあるところはどこでも攣る要素があるのですが、ふくらはぎは心臓から遠いうえに大きな筋肉なので常に血流不足に悩まされています。

血液が不足すると筋肉が酸素を欲しがって収縮、痙攣を始めます。これが「こむら返り」です。


要するにふくらはぎの血の巡りが悪くなると攣り易くなるわけですが、過度の運動で筋肉が疲れていたり、逆に1日中事務仕事で運動不足であったり、真夏にクーラーのせいで足が冷えたりというのもキッカケになります。

また肥満や妊娠後期でお腹が出てしまうと足の付け根の血管を圧迫するため、こむら返りを起こすこともあります。


キッカケは様々ですが、原因はふくらはぎの筋肉の凝(こ)りであることが多いです。凝っているところはもともと血の巡りが悪いので、攣りやすいのです。

このような場合は電気治療や鍼治療で凝り固まっている筋肉をほぐしてあげると起こりにくくなります。


ただ、心臓や腎臓疾患が原因で下半身がむくみ、こむら返りになることもありますので、あまりに頻繁に起こる方は医師に相談してください。