逆もまた真なり | 石井鍼灸整骨院のブログ

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会社を経営している患者さんから聞いたお話。

亜熱帯の国から来られている社員さんが風邪をひいたので、病院に連れてって、薬もらって、とにかく安静にして寝てなさいと指示したにもかかわらず、寒空の下、会社中を走り回られるのだそうな。

「止めても聞かず、ほんと、大変でしたわ」とまあ、その患者さんは困った様子でしたが、「なるほどな!!」と私は思いました。

日本で一般的に流布している風邪の対処法は ”安静にして、体力温存、風邪を治るのを待つ” のですが、彼の国では ”新陳代謝を促し、肝臓の血流量を増やし、積極的に風邪を治そう” というのが常識なのでしょう。


 ”逆もまた真なり” ですね。


余談


昔読んだエッセイに書いてあったのですが、スイス旅行中「風邪をひいている」と周りの人に打ち明けたところ「それは空気が汚れているせいだ」ということで窓を開け放たれた(外は氷点下)とか。またドイツでは炭を飲まされたらしいです。お国によって風邪の対処法も様々みたいですね。


ある歯医者さんの話。

普通、口腔内のトラブルでは ”口の中は清潔に” というのが常識ですが、この歯医者さんはあまり口を洗わないようにと指導されています。

唾液には殺菌作用、歯の再石灰化という作用があるのに、頻繁に口を洗うことで、更に口内環境が悪化するというのです。

なるほど、これも ”逆もまた真なり” ですね。