体調と気圧の関係 | 英国アーユルヴェーダカレッジ校長:山田泉がつづる毎日

英国アーユルヴェーダカレッジ校長:山田泉がつづる毎日

私の基本姿勢は調和です。人や自然と心を通い合わせ、心地よい状態を調和のとれた状態と考えています。森羅万象の変化に積極的に調和して、自らも価値を創造していく心とからだの成長日記をつづってまいります。

おはようございます、石井です。

 

 

今年の夏は雨模様だった日も多く、台風も多いですね。

 

 

「低気圧だと頭痛が・・・」という方も少なくないようですが、

では、アーユルヴェーダの見方ではどうなのでしょう。

 

 

 

 

◎体調と気圧の関係

 

 

 

「低気圧が来ると体調がくずれる」と、よく言われています。

 

 

その理由として、気象予報士の人が

「寒冷前線が通過するときの、気圧・気温の急激な変化に

生体の機能が順応できないために起こるようだ」

と、解説していることを聞いたこともあります。

 

 

 

2010年、アメリカのカンサスシティにあるチルドレンズマーシー病院の医師により、

大変興味深い実験結果が報告されました。

 

 

【小児における天候と頭痛の関係】として、

頭痛日記を書いてもらい、それと天気を照合してみたところ、

湿度と降雨という要素によって頭痛が3倍増加したというのです。

(気圧は無関係でした)

 

 

 

また、血管が拡張するから偏頭痛が起きるのだとか、

内耳の気圧が関係しているとか、

さまざまな説があるようですが、

医学的なエビデンスというほどまでは至っていないようです。

 

 

学問的には「生気象学」という分野で研究している方もいます。

 

 

医学的にまだ解明されていないので、病院にいっても結局根本解決にはならず、

痛み止めを処方されたり、

人によっては「気にしすぎ」「神経質」といわれてしまうこともあるようです。

 

 

 

 

 

医学的な解明を待つまでもなくアーユルヴェーダでは

「低気圧になると体調が悪くなる」という人たちを門前払いにしていません。

 

 

人体は宇宙の縮図であり、

人間の体調の変化は宇宙のおける変化の影響を受けるのは当然なのです。

 

 

 

 

現代医学では、人体をどんどん細分化して

タンパク質や遺伝子のような細胞のようなナノレベルで見ていきます。

 

 

しかし、それがどんなに進んでも、

今なお多くの人が訴える「頭痛と気圧の関係」を証明することができていません。

 

 

 

 

アーユルヴェーダのように人体を外界も含めた宇宙の一部として

ホリスティックにとらえることで、

見えてくるものがたくさんあると思います。

 

 

 

 

今週末もお天気が優れないようですが、

みなさまどうぞ楽しい時間をお過ごしくださいね。

 

 

 

 

 

生きとし生けるものすべての幸せを願って
石井 泉~axia bios~

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