先生のひとり言「けなして伸びる子なんていない」 | いしど式そろばん 沼田先生のブログ

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「うちの子、すぐに調子に乗るから褒めちゃダメなんです」

「厳しいほうがいいんです」

なんて言っているお母さん。
本当にそうですか?



「あなたは、ダメな子ね」

「おっちょこちょいね」

「あわてんぼうなんだから」・・・


こんな言葉を言われ続けているうちに、どんな優秀な子でも

「ああ、自分はダメなんだ」と

ダメな自分のイメージが固定化されてしまいます。




潜在意識とは恐ろしいもので、
「自分は○○である」と心が決めつけてしまうと
それ以外の思考さえ働かなくなってしまいます。


思考が働かなければ当然、行動も伴いません。


自分はあわてんぼうだと思うと、
そのような行動をとってしまうのが脳の不思議なところ。



血液型や星座占いなども似ている要素があって

「あなたはおおらかです」と

何度も繰り返し言われているうちに、
そのイメージに自信を近づけようとしますから、
小さな失敗に落ち込んでいる自分を

「私はおおらかだからそんなことでクヨクヨしない」と

言い聞かせるようになります。




「あなたには無理」と言われて「反骨精神」で苦しい事を
乗り越えられるのは、目的があり、達成するための手段を選択できる、
かつ経験があるからこそできること。


小学生以下の子どもは、それらがまだまだ乏しため、
歯を食いしばって乗り越える前に挫折してしまったり、
失敗の経験だけが積み重なったりしてしまいます。



けなされて伸びる子なんていません。

けなされて嬉しい子もいません。



日頃のお子さんへの言葉がけは、前向きな言葉になっているでしょうか?