次男の公演 | 幸せを、クロスステッチ

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暮らしの中に埋もれてしまいそうな小さな幸せを見つけては、ちくちくステッチするみたいに綴ります。

大学の演劇研究会に所属している次男。

この夏は、研究会から活動の幅を広げ、演研OBが主宰する劇団の公演に参加していました。

週2日のお好み焼き屋さんのバイトに加えて、深夜のカラオケのバイトも増やし、大学の講義もサボること無く(たぶん・・・)、何か月も前から練習に励んでいました。


その公演がこの土日にあったので、土曜日にお友だち2人と夫と一緒に出掛けてきました。

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行く前に次男から「前衛だよ、理解しようと思わない方がいいよ」と言われていたので、まぁ覚悟して汗出掛けました。




場所は、西荻窪の小さな劇場(?)。

学校の教室ほどの空間に、客席は60~70くらいでしょうか・・・
開演20分前に着いたのですが、舞台(と言っても、客席と水平面ですが)にはもう役者9人が点でに居て、じぃ~~~~っと動かずに、でも時々ゆったりと手を動かしてパフォーマンスをしています。


ほどなく客席も満席になり、開演です。

演目はつかこうへいの「飛竜伝」。 ’70年代の安保闘争を題材にしたものです。


さて、圧倒されるのは、そのセリフの膨大なこと・・・
そして、声から体から発せられる、パワーとエネルギー・・・

舞台転換も暗転も無く、9人はずっと出ずっぱり。
テンポも良く、空間の狭さも感じさせません。

「前衛=理解不能」と覚悟していましたが、筋立ても理解できたし、何よりも、当時の若者の理不尽な情熱と持って行き場の無いエネルギーみたいなものが伝わってきて、いつの間にかのめり込んでいました。






でもね・・・次男がセリフを言う時は、なんというかこそばゆいような、こッ恥ずかしいような、なんだかコチラまで肩に力が入ってしまって・・・

つ、疲れる~~~いー


本物(つかこうへいの)の芝居は見たことがありませんが、こちらの演出、なかなかどうして楽しめました。




昨日の最終公演には、長男が1人で出掛けていきましたが、もうみんな声が枯れ枯れだったそうです。
あれだけの膨大なセリフを、ほとんど絶叫のように言うんだから、無理もないわよね~あせる

でも長男も、「良かった!」という感想を述べていました。





そして次男。
お友だちのお母様から頂いたという大きな花束を抱えて、深夜に帰ってきました。
今まだ、泥のように眠っております。

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9月には、お声掛けを頂いて、また外部の公演に参加させて頂くそうです。
10月には、大学の演研の公演。















就活は・・・・・? ヒュ~…