博多駅前で大規模な道路陥没 類似事例1 | 事件鑑定人のブログ@鑑定人イシバシ

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私が事件鑑定人としてこれまで経験したことを書きます。
特定を避けるため、一部、ぼかしたりフェイクもありますが、概ね実体験です。

東京・御徒町の道路陥没 土止め「壁」撤去で噴発か 地中の亀裂へ与圧空気
1990.01.23 東京夕刊 15頁 写有 (全962字)  
 東京都台東区で起きた道路陥没事故を調べている警視庁捜査一課と上野署は二十三日午後、木村孟・東工大教授らの協力で、業務上過失傷害事件として本格的な現場検証に着手した。これまでの調べで、事故原因とみられる現場直下に埋設されていた土止め用連続地中壁の撤去作業は事故当日まで約二か月間も続いており、この工事に伴う衝撃などで生じた地中の亀裂などから与圧空気が噴出、道路陥没につながった可能性が強いとみられる。さらに新幹線トンネル工事現場内の気圧が労働基準監督署に届け出た想定気圧より〇・三気圧高かったことも判明した。
<中略>
 一方、JR、熊谷組の労働安全衛生法に基づく、上野労働基準監督署への届け出によると、トンネル工事で作業現場にかかる予定気圧は一・七気圧、最高で一・九気圧となっていた。これに対して、事故当時気圧は二・二気圧で、想定していた最高気圧を〇・三気圧上回っていた。このため、同課では、想定以上の気圧がかかっていたことと、噴出事故の関連についても解明する。
 また、JR東日本は同日、「事故調査委員会」の設置を決めた。
読売新聞社

 

今回、福岡の博多駅前で大規模陥没が起きた。

比較的、類似した陥没事例が前記の記事である。 

道路陥没で大規模な損害が出たのは1990年の東京御徒町での地下鉄工事だ。
この際には与圧空気が噴出し、大量の土砂を付近にまき散らした。
今回、福岡の博多駅前での陥没は、ただ単に、陥没しただけである。
工事と地下水脈との関係が疑われるがまだ実態は不明だ。

新しい情報が入り次第、UPする。


 

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