ストリートをやっていると、いろいろなことがある。そして、さまざまな人間模様が、見えてくる。世の中の人は、今どんな事で悩み、どんな事を楽しみに、どんな事を期待しているのかと言うことが、痛いほどわかってくる。駅前広場には、いろんな面白いドラマが展開されているのです。歌というのは本来、外で大きな声を出して歌うのが自然な姿だと思うが、東京ではまず、そんなことは考えられない。せいぜい外で歌を歌うのは、花見の時ぐらいなものだ。まっ昼からカラオケボックスで壁に向かって歌うことが、あたりまえになっている。歌は人が沢山いるところで、声高らかに歌うのが最高だと思う。そんな事をいっても、現実は近所迷惑になったり、警察に通報されたりというのが、現実だと思います。でも、東京の場合、ストリートをやっていて、直接「やめてください」といってくる人は、ほとんどいません。大体、警察に通報して警官が「やめなさい」と言いにくるのが、ほとんどです。最近はインターネットの書き込みなどで、書きたいことを書く。でも、書いた人間は誰だかわからない。言いたいことがあれば、名前を名乗って勇気を出して言いに来てほしいと心から思う。ヒデアキ
