今日は泣きました。

 

がんを経験した患者さんの話も。。。

支えた家族の苦悩も。。。

最愛の人を亡くし、残された淋しさも。

 

お一人お一人の生の声を聴かせていただく貴重な時間でした。

 

病気は、やっぱり辛いです。

大切な人を奪っていく病気は、憎いです。

 

だけどそんな病気でさえも

共に生きていかなければなりません。

 

じゃぁ、どんな風に生きていくか・・・

どんな風に生きていきたいのか・・・

家族にはどんな風に生きてほしいのか・・・

 

その答えは人それぞれ。

 

私にとってがんという病は、

「生きる時間」を真剣に考えるきっかけを作ってくれたものでもありました。

 

 

今日のフォーラムでこんなことをおっしゃっている女性が。。。

 

「どんなに辛く悲しい経験も、意味のある経験にかえて

 それを糧にして成長していくのが目標です。」

 

また

 

「患者の家族は第二の患者さん」という言葉も。

 

 

お母様をすい臓がんで亡くされた30代の息子さんは

「母の余命宣告されてから家族は、毎日毎日ボディーブローを受け続ける。

 一発KOで倒してはくれない。これが物凄くストレスとなる。 

 ケアする家族の精神的フォローが必要だと思う。」

 

 

 

がん患者本人も、ケアする家族も、うつ病になってしまうケースが

少なくありません。

心のストレスを少しでも軽減でき、発散できる環境づくりが大切です。

 

今日のようなフォーラムはとても有意義だと感じました。

主催のむす美プロジェクトのみなさん、どうもありがとうございました。

 


 

新潟大学医歯学病院 緩和ケアの認定看護師さんは

 

「もし、もしも自分や家族が病気になってしまったとしても

 病院の中にはその不安を取り除くためなら、なんっでもしよう!!と

 考えている医療者(プロ)がいることを覚えておいてください。」

 

と、優しい声で涙をこらえながらお話しくださいました。

 

 

 

末期がんを宣告されてからも

患者にはおしゃべりできる場所が必要だと積極的に活動された

一人の女性の遺志を継いでつくられた「むす美プロジェクト」

 

その女性は亡くなられましたが、生きているんだなって思いました。

 

「心の中に生き続ける」という現象って

忘れたくないっていう愛情や友情を持った誰かに限って起こり得る

とっても素敵なことのように感じました。

 

忘れたくない大切な人に限って

自分の心の中に生かしておくことができる。

 

それも人間の隠し持った潜在能力なのかもしれないな。

 

 

 

むす美プロジェクトのみなさま

素敵な結びをいただきどうもありがとうございましたハート

 

 

長々と・・・読んでくださった皆様

どうもありがとうございましたハート