今日は朝から桜島の噴火の兆しがあり落ち着きません。

毎日のように降っていた灰も最近は少なくなり

「あれっ?」と思ってはいましたが、、、

今はただただ、何事も起きないことを祈ることしか

できません。



さて、今日は休みでしたので、自分の父方、母方両方の墓参りに行ってきました。

今の自分の姿を雲の上から見てくれている方々に恥ずかしくないように頑張ることを改めて誓ってきました。




そして、今日は終戦記念日。
色々なことに想いを馳せ、
そしてあることを思い出しました。


自分が井料デイで勤務し始めた頃、
いつも通り、朝、ご利用者様をご自宅に
お迎えに上がり、
元気に挨拶をしたときのこと。


ご利用者様から笑顔で
「おはよう!元気がいいね!でも、私にはそんなに輝いた時代はなかったよ」と、どこか寂しげにおっしゃられたことがありました。

とても複雑な気持ちになったことを今でも覚えています。

その方は現在90歳代。

その方が僕らの年齢の頃は戦中。

今の私のように自分で好きなことを選び、生きることは難しい時代。生きることだけで精一杯だったとお聞きします。


私には、何も返す言葉が見当たりませんでした。

と、同時にこの方に、残りの人生をかけて今したいことを思う存分していただき、それが達成できる支援を自分なりに精一杯しようと思ったことでした。




時代は移り変わり、生きる人間も柔軟に変化をしながら生きていきます。

昔の方には昔の方なりの生きる厳しさ難しさがあり、
今の時代を生きる自分たちにも、様々な困難はあります。


しかし、今の私たちがあるのは、直接関係があるかどうかは論点でなく、高齢者と言われる世代の方々が厳しく困難な時代を乗り越え、時代を創り、引き継いで下さったからだと思います。


そんな人生の大先輩方との毎日の会話の中で自分たちの目の前の壁がどんなにちっぽけなものかを分からせて下さり、知恵を授けて下さることも多いです。


私は中2の時、父方の祖母を私の母が病院のお見舞いに行くたび、いわゆる介助をしていた姿を見て、将来はケアに携わる仕事に就こうと心に決めました。

目の前の方に出来ることをできる限り行う姿勢が目に焼き付いています。そしてその介助に笑顔で「ありがとうな」と言っていたばぁちゃんの笑顔も覚えています。

お盆で帰って来てたと思いますが、今の自分がこの仕事、自分では天職だと思える仕事を授けてくれた、ばぁちゃんに改めて感謝!


話が飛びましたが、

私たちは毎日、多くのご利用者様と接しますが、
それは私たち若い世代にとって非常に
貴重なものだと思います。


今を懸命に生きる姿、
今まで必死に生きてきた姿、
そしてこれからを大切に生きようとする姿、
それに通ずる言葉。

まだまだ多くの「生き方」を人生の先輩方から学び成長していきたいと思います。


私より年下のスタッフも増えてきました。

それぞれ信念を持ち日々一生懸命働いていると思いますが、そういったご利用者様から「生き様」を学ぶのもこの仕事ならではだという醍醐味を伝えていきます。

そんな色々なことを思ったお盆の夜でした。