『ハリウッドランド(Hollywoodland)』(2006)拝見 | 時は止まる君は美しい

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巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
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死の底の物寂しさ

アレン・コールター監督作品、アメリカ

 

 

エイドリアン・ブロディ様、ダイアン・レイン様、ベン・アフレック様、

ロイス・スミス様、ボブ・ホスキンス様他

 

 

1959年6月16日、テレビドラマ『スーパーマン』の主演俳優である

ジョージ・リーヴスが自宅で死去した。警察は銃による自殺だと断定するが、

リーヴスの母ヘレンは、探偵ルイス・シモに捜査を依頼した。

調査を進めるにつれて、ルイス・シモも自殺との断定に疑問を持ち、

リーヴスの葛藤と芸能界のタブーへと近づいて行った。(Wikipediaより引用)

 

 

 

Hollywood、という山に鎮座する文字。

あれがHollywoodland、と書かれていた時代。

 

 

 

ハリウッドがバビロンであった時代の終わり頃か次の始まり頃か。

映画会社重役夫人の不倫によって得た役、

『スーパーマン』を演じ、アメリカ中で勇名になった俳優の銃による死。

 

 

 

 

自殺とされる線が多いようですが、事実は未だ不明。

映画の中で、交互に現れる、リーヴスの役者人生、私生活。

捜査をしながら、シモが見つめるハリウッド。

 

 

彼らが、そしてハリウッドの権力者たちが求める幸せは?

それぞれの形は勿論違う。

でも、そのルールを破った時はすべて終わる。

 

 

 

ハンドカメラは用いなかったという、当時のハリウッドを再現した、

全体の雰囲気やみどり大好きダイアン・レイン様の、

実年齢より上の人物を演じて違和感な華やかさ。

 

 

 

 

ラスト、捜査の大詰めを想像するシモの表情と、

その後の彼の人生の選択。

なかなか余韻を感じる作品でした。

 

 

それにしても、ベン・アフレック様、付け鼻されたようですが、

本当によく似てらっしゃるのにびっくりしました。

 

 

 

 

 

1953年の『地上より永遠に』に出演されたかったという、

リーヴス様。でも、スーパーマンのイメージが付き過ぎていた。

 

 

 

 

 

役者として、本当にお辛かったと思います・・・