2020年5月20日記事
ロミー様に関しては、もう、ミーハーの域?で書かせて頂いておりますが、
この記事は、かなりまとまっている方だと思います。
ここ数日の並びを考えると『離愁』をこの時は取り上げていないのが惜しい。
単独で書いてしまったんですよね・・・
2021年4月18日再掲
好きな俳優さんに順位をつけるのは難しい。
でも、ロミー・シュナイダー様は強い引力を覚えます。
マリリン様もそうですが、心の底に傷を持つ女優さんの深み。
「美人」と括ってしまうより深いお顔
1938年9月23日~1982年5月29日
享年43歳
余りにもお若い死。
あれほどの女優さんでも、女優というお仕事は、
見た目の若さを失うことを恐れる。
主演女優として、美しいほど・・・
ロミー様が、最晩年、カメラマンに「こんなおばさん」と、
罵倒し、怒鳴ったというエピソードは心に痛い。
男優に比べ、女優の年輪の美しさが重視されることはあまりに少ない。
仕方のないことかもしれないけれど、男性と同じように、
老いの中での人生を描いた映画は女性にも必要。
稀に、そういう傑作が現れると、喝采を受けるもの。
ロミー様の日記に、お婆さんになっても、女優を続けるとあったのは、救いです。
年齢と共に、美しくなられたロミー様。
女優としてのそういった苦悩の時期、
反抗期のさ中、前夫の家で、事故によって失われた、溺愛した息子さん。
余りに多くの御不幸が続いた最晩年。
それでも、彼と一緒の時は、楽しそうだったと言う、
ミシェル・ピコリ様のご訃報が、今朝、一番に目に飛び込んできました。
覚悟はしていたけれど、辛い報道でした。
しかもロミー様の記事を書こうという時。まだ混乱しています。
↓ この写真を選んでいた時、ピコリ様は逝ってしまわれてらした・・・
彼とは、声をあげて笑い、楽しい時間を過ごされたというピコリ様。
あの世というものがあるのなら、
再びの、ピコリ様との時間、素晴らしいものでありますように。
同じく、ロミー様を支え、新作御共演の予定もあったというアラン・ドロン様。
しかしなあ、あっちを立ててば、こっちがたたず・・・とはいえ、
ぼろぼろの状態のロミー様を支えて連れ出すのに、
幸せ満面なミレーユ様、連れて行くなよ~。
このリベンジ?まさかね、海外、それほどキスくらいでは・・・
こちらは『個人生活』のプレミア?
↓ 黒マントの原節子様のお美しさを想い出しました。
勿論全然似てはおられません。
黒が引き出す究極の美というか。
対極の白も、その「人」を映し出す。
成熟されたロミー様。
その匂いたつような欧羅巴の香りは、
心を揺さぶるほどのものがある。
そして、その美しさで、どんな綺麗な映画にもご出演出来ただろう中、
拝見しているこちらでさえ、きつい映画に、ご出演され続けられた。
『夕なぎ』『暗殺者のメロディ』『離愁』『地獄の貴婦人』『追想』
こんな名作に続けて恵まれる幸福には、
同時に、精神的過酷さが重くのしかかったことでしょう。
『ルードヴィヒ』(1972)
ヴィスコンティ監督のご遺作『イノセント』が、
ご懐妊中でヒロインを演じられなかったこと、
ずっと申し訳なく思ってらしたとか。
ドイツで生まれた出自を持ちながら、ナチスに惨殺される役を演じられた、
『追想」(1975)
息子さんを失われた絶望の中でさえ、
『サンスーシの女』を演じ切られた。
「悲劇」という言葉で括られやすいロミー様。
映画も深刻な作品が多い。
そしてそのご最期はあまりの哀しさでした。
でも、笑うことが好きで、沢山の恋もされた。
そんなロミー様がいらっしゃることもまた事実。
女優に限らず、「一面」しかない人はいない。
「想い出」の幸福が、少しでも、いいものでおありだったことを祈るばかり。
↑ これ、すごい!!!ヴィスコンティ監督が演出された舞台!
資産があったら、私が買いたい!!!