じんわりいいですなあ
2009年、ジェームズ・アイヴォリー監督作品、「最終目的地」(アメリカ)
アンソニー・ホプキンス様、ローラ・リニー様、シャルロット・ゲンズブール様、
真田広之様、アレクサンドラ・マリア・ララ様、ノルマ・アレアンドロ様他
この人が選んだ脚本なら間違いない印の役者さんがいっぱい。
大学の文学教師が、自殺した作家の伝記執筆を遺族に拒否され、
説得の為、彼らの住む、南米ウルグアイの作家の住んだ家に向かう。
そこに住むのは、作家の未亡人、作家の愛人とその娘、
作家の兄と、そのゲイの恋人という摩訶不思議な共同体。
文学教師が蜂に刺されて入院したことで、彼の恋人も駆けつける。
この、わやわやな集まりを象徴するように、役者さんの国籍が、
これでもかと違う・・・英国、アメリカ、おフランス、日本、ルーマニア、アルゼンチン・・・
これが、どことなく浮世離れしたイメージに上手く合ってた気がします。
ふんわりしたタイプと、現実的にシャープなタイプに分かれる、
この人たちが、それぞれに、幸せを思いやり、また、自らも求めて、
人生の「最終目的地」を探っていく・・・
今回のこの邦題の訳は上手いなあ。
死に場所ではなくて、人生で求める場所って感じ?
ある種、夢の中のような印象が、硝子越しのショットに感じられるアイヴォリー監督調。
でもって、ホプキンス翁が、柔らかく、いいんです。
さーな様とゲイカップルという設定が、また、浮世離れ感を増大させてる?
皆さんが、いい具合に着地されるし、ゆる~く、心地よいリズムでじんわり出来ました。
さーな様、どっから見てもストレートって感じなのに、ゲイ感ある役どころ、似合われる。
必殺然り、新宿鮫然り・・・女優さん相手の時より色っぽいのは何故?
おいおい、なさーな様の名セリフ「今、40歳、25年間一緒に居るんだ」
って?え?15歳からかいっ!?ぶっぶ~っ、ホプキンス翁!
+1枚はこのお二人でこれが自然ってのがときめいて、
思わずZELDA様しちゃう?サーヴィスショット。
爺専&さーな様好きのせいのときめきかな?