ピアノ・ハンカチーフ・「グレース・ケリー」
白い肌、柔らかにけぶるブロンド、ブロンズを基調としたグレース・ケリー様の、
ピアノの前でのフォトセッション。
1954年の撮影とあります。
ちょうど、アルフレッド・ヒッチコック監督作品に、続けて出演されていらした頃ですね。
あら、先日のモンロー様のシリーズの未掲載お写真と似たポーズ。
グレース・ケリー様というと、あの、モナコでのご成婚に代表されるようなドレス姿や、
エレガントなワンピース姿が優雅で美しい。
しかし、かつて映画で拝見して、「やられた!」と思ったのが、1956年の引退映画、
Charles Walters(:チャールズ・ウォルタース)監督作品、
「High Society(上流社会)」の、冒頭、スクリーンに現れたグレース様の着こなしでした。
その時の印象を彷彿とさせる一連のお写真、うっとりと堪能させて頂きましたので、
ついでに?「上流社会」でのお写真も少し。
本当に、一番お美しい時にご引退されたんですねえ。
ヒッチコック監督が、諦めきれずに、公妃になられてもオファーされたお気持ち、解ります。
この場面。一番下のお写真は着色してありますね。
同系色でまとめた、シャツにチノパンをきちっとベルトで引き締め、靴はローファーだった?
そして、手に持ったハンカチーフが、エレガントなハイソサエティー・スタイルを完璧に。
着飾った姿がお美しいのは当然ですが、このシンプルさでの「完璧」。
あの時から、チノパン履きこなしに憧れてますが、いや、土台が違う???
この場面のお写真はそんなにないので、折角ですから、
撮影中の皆様とのお写真を集めてみました。これもまた、粋な方々とのショットで、
セットでの風景が、そのまま、映画のよう。
下の一枚は、ボブ・ウィロビー様のご撮影ですね。
グレアム・グリーン様の優しい視線のように、ウィロビー様のお写真は、
スターの方々を、心から愛した、包み込むような温かさを感じます。
Grace Kelly Bing Crosby and Frank Sinatra with director Charles Walters
Grace Kelly and photographer Clarence Sinclair Bull
Grace Kelly and Louis Armstrong
CARTIERの本物の婚約指輪をつけてのご出演。
うっとりされてますね。お幸せ絶好調。
そして撮影は終わり。
あらら、1956撮影のこのお写真、既にこの型のバッグ、ご愛用だったんですね。
始めの一連のお写真が、「上流社会」を予期させるものがあったように、
何かしら、「今」というのは「未来」を孕んで写し出されるのかもしれない。
そして、ハリウッドのお姫様は、多々の恋人を遥かに超え、めろめろにさせて下さった、
レーニエ大公の元へ旅立ったのでありました。
それはまた、別の話・・・と言うことで、本日は、「映画女優」グレース・ケリー様で〆。
それぞれのスターの方々、有名映画作品に、無数の写真が撮影され、
良い状態で公開されているのが羨ましい・・・と思う、欧米映画の歴史であります。
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