第百三十一夜・島田陽子様 | 時は止まる君は美しい

時は止まる君は美しい

巡りあった美しい人達の記憶を重ねます・・・
B面ブログ「扉・鎧戸・宵の口」も始めました。

島田陽子様に会いたい


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(↑ お宝写真?発見

島田陽子様がご主演なさった、二本の大好き作品。

1988年、伊藤俊也監督作品「花園の迷宮」


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島田陽子様演ずる女将の経営する遊郭で起きた殺人事件を巡る、

ミステリー。下働きの工藤夕貴さまの目を通して描かれます。

宝塚退団後、まだ初々しい?黒木瞳様もご出演。


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恋人役が名高達郎さまってあたりが「時代」?


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この映画で、内田裕也さまと出逢ってしまったばかりに・・・

「国際派女優」ともてはやされていらした島田陽子様が、

スキャンダル女優に、そして、借金問題などで、踏んだり蹴ったり。

島田陽子様・樹木希林様、内田さま、こ・・・濃い三角関係。

う~ん、島田陽子様より、内田裕也さま、魔性の男?


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1990年のTBSテレビドラマ「黒蜥蜴」での、

黒蜥蜴=緑川夫人役がとっても好きでした。

前回「黒蜥蜴」様で創作したのに続き、今回も探しましたが、

お写真見つからず、残念。

で、江戸川乱歩様の仕事机(三越特注)と蔵・書庫のお写真を、

悔し紛れに収集。


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でもって、ありがちなシフトをして、横溝正史先生へ・・・

言わずと知れた、1976年、市川崑監督作品「犬神家の一族」

角川書店が、映像と書籍を連携させて売りだした、

横溝作品の再燃火付け役。


時は止まる君は美しい-静馬


犬神佐清。自慢じゃないが、この映画がなかったら、

私は絶対に「サキヨ」と読んだな。

一定世代は、まず読める筈。「いぬがみスケキヨ


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顔面、傷を負って戦地から帰ったスケキヨが、本物かどうか。

スケキヨを愛しているヒロイン、島田陽子様扮する野々宮珠世が、

かつて直して貰った、懐中時計を再び直して欲しいと頼むシーン。

時は止まる君は美しい


市川崑監督遺作、2006年、

再び石原浩二様=金田一耕介役でのリメイク。

野々宮珠世役を松嶋菜々子さま。「・・・・・・」でした。

「駄目じゃん、お嬢様役が未婚に見えない~!?」で。

そう思うと、島田陽子様、自然に「お嬢様」してらっしゃいました。

横溝作品映画、ついつい、犯人役に目が行くんだけど、

犯人役が大物だからこそ、お嬢様の配役、重要なんだわ。

そういえば、大原麗子様もされてましたね。


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本作では、高峰三枝子様。他にも、岸恵子様、佐久間良子様、

その周囲も、毎回、どこでご出演か探すのが楽しい、

草笛光子様を初めとして、豪華女優陣が並びますもの。


時は止まる君は美しい-松子梅子竹子


犬神松子、竹子、梅子三姉妹。


時は止まる君は美しい   ←↑ に彩りを添えるのは


・・・大変です。


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このタイトルロールも、毎回、ウキウキします。


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この、お約束、アガサ・クリスティー様作品のような、

「ずらっと並ぶ」も、ご遺影まで見逃してはならぬ。


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耕介が泊る旅館の女中さんも、見どころ。

1976年版は坂口良子さま。まさにはまり役。


時は止まる君は美しい-坂口

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加藤武様も、ちゃんと橘警察署長で「よしっ、解った!」。


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石坂浩二様。一見「強烈」という俳優さんではないのですが、

この方でないと出ない空気をお持ちで。

市川崑監督、劇場発表作ではその後、

オムニバス映画が一作公開さてますが、実質、御遺作となった、

2006年版「犬神家の一族」。

石坂浩二様の金田一耕介様が歩み去って行き、

エンドロールで「市川崑」と映し出された時、

まだ御存命だったにもかかわらず、涙が出ました。

ああ、お別れなんだと感じて。

あれは、石坂浩二様が、いつもの音楽に乗って、

立ち去られて下さったからこそのエンディングだったと思います。


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島田陽子様とおあい輝彦さまは似合わないと思うんだけど。

そこらへんは「ま、いいか」ってことで。

「二百三高地」でも、夏目雅子様とあおい輝彦さまって?

と思ったわ。でも、どちらも、ツーショットシーンは少なかった。


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犬神家・・・っていうと、やはりこのシーンは収集しておかねば。


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この、「駅」の風情も懐かしい。

ついこの間までこんな風景、どこにでもあったんだけど。


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1974年、野村芳太郎監督作品「砂の器」

この名作にもご出演でした。島田陽子様。


時は止まる君は美しい-砂の器


とにかく加藤嘉様の父親役に滂沱の涙で、

主演の加藤剛さまさえもかすんでしまった、私の頭。

拝見していない「氷点」へのご出演でも覚えているのに、

重要な役でご出演だったのをすっかり忘れてました。

「砂の器」そろそろ再見すべきかも。

松本清張様作品。素晴らしい脚本に恵まれると、原作を超える。

でも、それがたびたびと言うのは、原作に、強烈な骨組みがあるから。 


時は止まる君は美しい-shogun


時は止まる君は美しい-1980


1980年「SHOGUN」

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ちょっと珍しい、こんなお写真発見。綺麗。

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1996年、クリストフ・ガンズ監督作品「クライング・フリーマン」

外国のお方、めろめろ?

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1992年、遠藤正撮影写真集「キール・ロワイヤル」 

その後、お名前を伺う機会がなく、どうしてらっしゃるのかな。

なんて思っておりましたら、とんでもございませんでした。


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2012年、公開予定、新作。

辻裕之監督作品「彼女は海へ」


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歳を重ねても細~い女性は、よく、神経質に見えたり、

不幸げに見えたり、年齢より老けて見えたりと、

マイナス面が出てしまうこともありますが、いやいや、

島田陽子様は、相変わらず、ふわふわとお綺麗。

どこか現実離れした、でも、生命力が強そうな所が美しさの源?

というと、少し、浅丘るり子様に通ずるものを感じます。

あ、元・石坂浩二様夫人で繋がった・・・。


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そして、2010年にはこんな映画にご出演でした!

いまおかしんじ監督作品「島田陽子に逢いたい」


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確かにあった。近いところでは2004年、

ブライアン・ハーズリンガー監督のドキュメンタリー映画、

「デート・ウィズ・ドリュー」での、ドリュー・バリモア様の本人役。

ちょっと前には2002年、

ロザンナ・アークエット監督のやはりドキュメンタリー映画、

「デブラ・ウィンガーを探して」のデブラ・ウィンガーさま。

(シャーロン・ストーン様のインタビューシーンだけ好きでした)

古い所では、もちろんご本人はご出演されてらっしゃらないけど、

1984年、シドニー・ルメット監督作品「ガルボトーク」

不治の病の母の、一目会いたいという夢をかなえる為に、

息子がグレタ・ガルボ様を探す映画。


カメオ出演っぽいと特に、ご本人役は多いですよね、

2007年、三木聡監督作品「転々」の岸部一徳様、最高。

しかし、タイトルに本人名が出て来る、しかもフィクションってすごい。

さすが島田陽子様。

何だか、とても面白そうな映画です。観たい!


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舞台あいさつのお写真。ううむ、基本が変わらない。


時は止まる君は美しい-あんトースト


そして、今回の調査での大成果?

ご本人のブログでの、島田陽子様、

名古屋で初めて「あんトースト」を食べるの図。

私、まだ、経験ないんですが、島田陽子様が、

案外美味しかったとレポートされてました。

その文章がまた、美味しそうなのがひしひしと伝わるんです。

ブログも見逃せないかも。島田陽子様。