大切なのは
こんばんは。Yokoです。
今年もアイアンマンを応援しながら、選手のみなさんの頑張る姿に励まされました。
かつてハワイで活躍したアメリカのケン・グラーをはじめ、NZを代表するエリート選手でアイアンマンNZでも優勝や2位などの好成績を出したトニー・オヘイガンやスティーブン・ファレルなど、私より上の世代の選手達が今回揃って出場していました。
今やみんな仕事が忙しく、もちろん年齢も重ねトレーニングが十分ではなくパフォーマンスは昔とはだいぶ異なりますが、今でも変わらず挑戦する気持ちを持ち続けていることにいつも感心させられます。
スティーブン。かなり辛そうでしたがエージで1位になりハワイへ行くそうです。
一方、エージの選手たちもいつも多忙の中時間を捻出してのトレーニングで自己への挑戦をされていて、本当に凄いなと思うのです。
今回アイアンマンNZに参加された、ある日本の選手の方からメールをいただきました。
大荒れの湖でとても苦しまれ、何度もライフセーバーに励まされながらいつものレースより1時間ほど遅れてなんとか泳ぎ切ったこと。
そして、その後もレースを投げ出さずにバイクとランを走りゴールされたこと。
文面の最後の方には、こうありました。
『最後は、感謝の気持ちで一杯で走っていました。ゴールして泣いていました。初めてです。トライアスロンで泣いたことはありませんでした。』
このお言葉を読みながら、私の心が大きく揺さぶられました。
これまでに経験のない、かなり苦しく、厳しいコンディションの中でも周囲への感謝の気持ちを力に自分に負けずにゴール出来たことに価値があると私は思います!
この方の様なトライアスロンに向き合う姿勢が、真のアスリートなのだと。
このような過酷な競技では、途中で何が起こるか分かりません。
苦しい場面になった時に、何を想い、その先を行くのか。
どんなことが起こっても最後まで諦めずに、その日のベストを尽くして精一杯レースすることってとても大切ですよね。
今から25年程前、初めて目の前で見たハワイアイアンマンで選手達の姿からそれを感じ取り、自分はアイアンマンを目指そうと決めたことを思い出しました~