勉強のできる子は医学部みたいな風潮があるように思いますが、今の受験科目が得意だった子に私は命を預ける気になれないし、なってみて勉強して、この検査治療は意味無いんだと分かっても経営のためにやらなければならなかったり、こうやった方が良いんだと分かっても患者さんには定型的標準治療をやることを求められる。
要するに自分で考えて怪我や病気の患者さんをより早く良く治そうという努力は医師に求められていない。個性は必要無いんです。そうではなく、学会、厚生労働省が指し示すガイドラインをよく勉強して遵守することが求められる。
自分色出して、より健康な人を増やす努力なんて求められていない。
で、結構見てますと医師の多くはそういうことに違和感が無いようなんですね。
そんな自分で勉強するより、学会、医師会などから送られてくる情報だけ見て、新しい薬が出たらその出し方とか打ち方とか勉強して言われるがままやって、高給もらって良い暮らしして余暇は趣味を大いに楽しめば良いじゃないの、みたいな人が多い気がする。
そして、自分が怪我や病気にかかったら、自分で診るんじゃなくて、知り合いの先生に診てもらうみたいな人、多いんですよね。
自分で診るって言っても、せいぜい自分で好きな薬飲む程度で。
受験勉強頑張ってできた人の成れの果てがこれかって、がっかりする。
なので、私は自分の体を強く健康にすることを、この人たちに任す気が全くしない。
人を助ける仕事がしたくてって、標準的治療が人のためになってると、今の医療介護制度が素晴らしいと思える人は、目指せば良いんじゃ無いですか?
ゼロベースで自分の体、自分の健康は自己責任で守りたいと思って勉強して、人にもそういうことをしてあげたいと思ってる人には向いていない。
そんな不健康な人を健康にするんじゃなくて、薬で何となく数値や画像を標準的な状態に戻してやれば、それで良いのよ、だってお上がそう言ってるんだから、みたいなのを受け入れられる人向けの仕事だと思いますよ。
ある意味、より良いものを提供することに心血を注いできたものづくりの得意な日本人には向いてないかと思いますね。
言われた仕事をきっちりやるのが得意で、それで多少の金と名誉が手に入るというのが好きな人に向いていると思いますね。
ある意味、女子向きな職業かな?
そう言っている先輩先生もいましたね。
整形外科の肉体労働的手術は女子には向いてないけど。