「極楽」 | 色えんぴつの詩

「極楽」

僕は見たよ


空から枯れない花が降り

地には雲のじゅうたん


木には虹色の果実がなり
小川では清かな水の音


鳥は歌い 蝶は舞い飛び
犬と猫は仲良くお昼寝してた



僕は見とれた


目の前に広がる
この光景こそ極楽なのだと悟った



寝転がって空を仰いでいた僕の体に

不安だった心に枯れない花が降る


みんな幸せそうだ 自然と笑みがこぼれる


とても幸せそうなのに 何故だか涙がこぼれる