慶應ラクロスにとって今年の全日本選手権は21回目の出場になるそうです。
これは最多出場記録です。

2009年から始まった全日本大学選手権により、関東学生リーグからは優勝チームしか先に進めなくなりました。(2008年までは関東学生リーグの上位2チームが全日本選手権に出場できました)

そういう意味では、全日本選手権への出場ハードルはかなり上がったと思います。

慶應は私が大学4年生だった1991年(第2回大会)から2008年まで18年連続で全日本選手権に出場していました。

しかし、2009年以降は、2012年と2014年のみの出場にとどまりました。
そして今年、2年ぶりの出場となりました。

本日、大井第2球技場で行われた男子準決勝は、慶應(学生一位)とスティーラーズ(社会人二位)の対戦となりました。
2012年の準決勝も同じ組み合わせでした。(このときは慶應が勝利)
4年ぶりの再戦となりました。

いよいよ試合開始。
最初はスティーラーズがボールをキープする時間が長かったのですが、慶應がファーストシュートを決め先制しました。




第1Qは4-1とリードします。
慶應AT陣は井上くん、野上くんの力強いゴール。
そしてMF山田主将のキレのあるランシューが決まりました。



第2Qはしばらく両チームとも無得点の時間が続きますが、慶應がさらに追加点を決め、6-1とリードを広げて前半が終了。

慶應はシュートチャンスをしっかり決めるのに対し、スティーラーズは決め手がなくやや混乱しているように見えました。



第3Qも差を広げ、いよいよ最終4Q。
スコア差はありましたが、スティーラーズは追い上げに定評があります。

最終4Qはお互いに点の取り合いになりました。



スティーラーズ主将の健くんは次々と凄いシュートを決めました。
バックシュートやダイビングゴールという魅せるゴールでした。



この試合で一番強烈だったのが、慶應AT9番の野上くんの第4Qのゴール。
この試合3ゴール目だったと思いますが、左上から一人で中に持ち込み、スティーラーズDF陣の隙間を突破して叩き込んだゴール。
あれは世界に通じるプレーかと思います。



13-7で試合終了。
慶應が見事に勝利し、2年ぶりに決勝進出を決めました。




若き血を熱唱。
次の江戸川陸上競技場でも歌いたいです。



慶應ラクロスOB(オジサン組)も大喜び。
次の全日本選手権決勝にはたくさん集まることでしょう。




試合後に慶應AT9番の野上くんと。
ラクロスは大学から始めたそうです。
そして左利きだそうです。
私と一緒ですね。(笑)

慶應ATからは井上くんが既に日本代表入りしてますが、野上くんの日本代表入りは十分に期待できますね。
あの突破力、決定力は日本代表の武器になると思います。



野上くんには、25年前に慶應が全日初優勝を飾り、MVPになったのは私だとアピールしておきました。(笑)
とてつもなくレトロ過ぎる過去の栄光について。



そう言えば、ハーフタイム中にスタンドにいたファルコンズのミキスケくん、モトシタくんと全日決勝での個人ゴール数ネタについて話しました。

25年前の全日決勝で記録した私の個人5ゴールはいまだに抜かれておりません。
しかし、2年前にミキスケくん、リョウスケくんに並ばれました。それまでの23年間は誰にも並ばれませんでした。





今年の全日決勝はどうなるのでしょうか。

個人ゴールについては、私は慶應AT野上くんか井上くんが個人6ゴールを記録するのではないかと期待しています。
是非とも記録を塗り替えるくらいゴールを決めて欲しいです。

そして何よりも慶應の18年ぶり6回目の日本一を切に願っています。
頑張れ慶應ラクロス!

なお、翌日のもう一つの男子準決勝ではファルコンズ(社会人一位)が神戸大学(学生二位)に17-1で圧勝し、決勝進出。
慶應の相手は全日8連覇中の絶対王者ファルコンズに決まりました。

最高の相手ですね!