ディフェンディングチャンピオンとして今シーズンに臨む
新生メルセデスGPペトロナスが1日
F1合同テスト直前のバレンシアで2010年用ニューマシンを公開した
昨年のチャンピオンマシンの後継モデルの名は 「MGP W01」
バレンシアNo.25ピット前でシューマッハ、ロズベルグ両ドライバーと共に公開された MGP W01は、昨年から一転大きく持ち上げられた後に一気スラントするノーズが特徴
特に、レッドブルRB5に似たノーズ上面の隆起形状は、既に発表済みのフェラーリF10よりもさらに過激なもので、モノコック下に大きなスペースを確保している
さらに、コクピット上インダクションポッド周りの形状と、そこから繋がるリアエンドフィンの処理は非常にユニークで、ブラウンBGP001から一新してかなり攻め込んだ空力開発が成されている印象
一方でサイド部については、アンダーカットは徹底されているものの
リアエンドにかけてのローバックダウンはスムーズに処理されている
このエリアのシビアなエアロ特性に泣いたホンダ時代の教訓が活かされているということだろうか
前後ウイングは現時点では、そのボディスタイルほど急激な変化は見られずストレートタイプのシンプルなものを装着しているが、今後ミハエル・シューマッハリードで開発が進めば、より3Dシェイプなタイプも登場するだろう
ドライバーを含めたカラーリングは先月先行発表されたままだが、特有のブラックラインが獰猛さを強調するかのような、この MGP W01
シューマッハ+ブラウン+メルセデスとなれば
今シーズン最も要注意な1台であることに疑いはない