いい日旅立ち 西へ ―尾道記―
遥かなしまなみ 銀色の凪の海
セピアの雲は流れて どこへ行く
影絵のきつねを 追いかけたあの頃の
夢も今もふところに 西へ行く
あゝ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる
いい日旅立ち ふたたびの風の中
今も聞こえるあの日の歌を道連れに
蛍の光は 遠い日の送り火か
小さく見える景色は 陽炎か
出逢いも別れも 夕暮れに預けたら
自分の影を捜しに 西へ行く
あゝ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 朝焼けの風の中
今も聞こえるあの日の歌を道連れに
あゝ 日本のどこかに 私を待ってる人がいる
いい日旅立ち 憧憬は風の中
今も聞こえるあの日の歌を道連れに
・・・というわけで、週末の土曜日
坊主
の最後の発表会にわざわざ遠くから足を運んでくれた義母と義叔母と一緒に、久しぶりに備後の国・尾道を訪れた
前にここを訪れたのはもう10年くらい前のこと
まだ結婚前だった奥さんと2人
朱華園の前に並び、一四五米の山道を歩いた
あれから10年目の尾道
決して賑わってはいないが味のある商店街も
どこか違う時間に繋がっているよな脇の路地も
あの日と全く変わらずに映る
千光寺山の小箱に揺られ、眼下望むは尾道水道
今日も静かに延びる白き航跡、親父の頭部は枯山水
遠くしまなみの島々に
心は一時、悠久の時間の海へ
「実は、20歳の頃からこの尾道に来てみたかったのよ」
嬉しそうに義母が目を細める
思いもかけず、そんな念願の地を案内させてもらえて
日頃お世話になっている恩の一片でもお返しできたのなら
それに過ぎたることはなし
そして、奥と義母・・・
さあ、ご一緒に
ハイ!右向け右!
ソレ!左向け左!
一糸乱れぬその動き
さすが母子、見事なシンクロ 
(何故に二人で同時に同じ方向を撮る?
)
季節は冬
発表会という大仕事を終えた坊主
は
この寒風の中でマンゴーソフト
そろそろ、将来の夢が「マンゴー農園」になってもいい頃だ
下りの路は、木漏れ日溢れる「文学のこみち」
石の階段を元気良く駆けて行く子の後ろ姿を追いながら
心に流れる、ビリーバンバン
♪いつか風が散らした花も~季節めぐり~
TVCMの見過ぎか、年齢詐称か
自分でもだんだん自信がなくなってきた....
久方ぶりの千光寺
前回訪れたとき、その誕生に願いをかけた息子
と一緒に運だめし
おとこは黙って恋愛運
「あきらめなさい」 の坊主を指差し笑うも ・・・
よく見れば、自分は 「感情を押さえよ」
実は、自分が獣(けだもの)スレスレだったことを知る
しかし・・・
(尾道はいい
若い女性ばかりの観光客が多くて実にいい
)
神仏の「ケダモノ注意」の甲斐も無く、にへらにへらの我一人
煩悩満ちたる中年男子に、天の忠告は届かない
かつてこの尾道の情景の中、時を詠んだ文人達の古家を訪ね
天寧寺の木塔、五百羅漢を仰ぎ見ながら、再び俗世の沿道へ
老人買い物カートを押しながらアーケードを時速7㌔で駆け抜ける
腰の曲がった地元の老婆の後姿を見送りつつ、この町を見守り続けて幾星霜のウルトラマンに尋ねてみる
「ねえ、今のはエクソシスト?
」
瀬戸内の小京都は、見るもの全てが興味深い
旅の土産は、「10月のさくら」 と 「はっさく大福」
「はっさくって何なん?
」
無邪気な6歳児
のそんな質問に、軽い気持ちで
「ん?
ああ、大きいみかんよ」
などと、適当な回答を返したのがいけなかったのだろう
坊主は、きっと、甘い大長みかん
をイメージ
して・・・とっても嬉しそうに
「食べるぅ~
」
ところがどっこい、はっさくは苦い
・・・・・帰宅後のダイニングテーブル
その隅っこには、泣きながら
大福を頬張る坊主の姿があった
(我が家では一度食べると言った物は、絶対残してはならない)
さすがの俺も、あまりの罪悪感に
もうひとつの土産との出逢いを熱く語る気にはなれない
せめて、彼が千光寺で捧げた願いが天に届くことを祈り
その話は、また後日の談としよう
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ずきゅーん!



になるだろう 


で詠んだ 「俳句」
」
」(一同爆笑) 
言おうと頑張ってるのに
』
の坊主
がいいです」 
はなかなか
を送り、ひたすらシャッターを切りまくってる内



だった気がするが・・・
が生まれます」 と言えば、全員で
」
なのに、新年の挨拶も抱負も一切ないままの飲み会を
ひたすら茶をシバキ続ける俺は
を口ずさみながら

